ライター : 茂山 夏子

究極のTKGが会員制の焼き鳥屋にあった!

卵かけご飯の頭文字をとった言葉「TKG」。現在は、TKG専門店も現れるほど注目される料理となりましたね。さまざまなトッピングをくわえたものもおいしいですが、"新鮮な卵と醤油だけでうまい"というシンプルなTKGこそ、究極と呼べるのではないでしょうか? そんな究極のTKG、大阪で見つけました!そのお店は、3ヶ月で会員が3000人も増えたという会員制の焼鳥屋さん「熊の焼鳥」。箸でつついても割れない新鮮すぎる卵黄とは?今回は、「熊の焼鳥」で食べられる数量限定TKGの魅力をお届けいたします。

大阪天神橋「熊の焼鳥」

究極のTKGが食べられる「熊の焼鳥」さんのお店外観はこちら。会員制とだけあって看板も出しておらず、かなりわかりづらい入口となっています。目印は、ドア上に置いてある熊の置物のみ。 入口はわかりづらいですが、お店へのアクセスは良好です。地下鉄天神橋筋六丁目駅から徒歩1分のレンガ通りに並んでいます。地下鉄谷町線1番出口から出れば、徒歩30秒でお店に到着。ちなみに、大阪駅からはタクシーを使うと約ワンメーターとなるようです。
ビターカラーの木材を基調に建設された店内は、高級感がありつつも落ち着いた空間となっています。座席数は全15席。広々としたカウンター11席と、4~6人で利用できる半個室のテーブル席が1席あります。20名以下であればお店の貸切も可能です(要予約)。

お店のこだわり

看板メニューでもある焼鳥は、店主の腕があるからこそなせるプロの味。「熊の焼鳥」の鶏肉は、特に高級ではない国内産のブロイラーを使用しているんです。そんな鶏肉をおいしく提供する1番のポイントが、豊かな経験から培った焼き方です。紀州の備長炭の煙でじっくりと燻し焼きされた焼鳥は、「たかがブロイラー」と呟く食通の舌をも唸らせています。

お店を会員制にした理由

関西初の会員制焼鳥屋として有名になった「熊の焼鳥」ですが、オープン当初は誰でも利用できる普通の居酒屋さんでした。しかしその3ヶ月後には、若いうちから修行を重ねてきた店主の腕が評価され、予約が取れないほどの人気店になります。 予約待ちが続くお店となり、同時に気軽に予約のドタキャンをするお客さんも増えていきます。そのようなことから、現在の会員制という形をとったのだそうです。会員制へと形を変えても予約が絶えない「熊の焼鳥」。さっそく、そんな人気店で提供しているTKGをチェックしてみましょう!

つついても割れない!究極のTKG!

真ん丸で見るからに弾力がありそうな卵黄が贅沢に2つ。醤油ダレで味付けされたご飯の上にころんと乗って出てきます。こちらのTKGの特徴は、まだ鶏卵となる前の超新鮮な卵の素「玉ひも(キンカン)」を使っているところです。新鮮じゃなければ味わえないものなので、数量限定メニューとなっています。
見てくださいこの弾力!ぐーっと押し込まないと膜が割れないんです。膜を割ったあとは、濃厚な黄味がどろっと溢れだします。ご飯の味付けはけして濃くないのですが、この濃厚な黄味のおかげでお醤油をかけずとも究極のTKGを味わえるんです。混ぜやすいよう大きめの器で提供されるので、ぜひ黄味とご飯をしっかり混ぜ合わせて食べてみてください。
また、お店では「平スペ」と呼ばれるTKGにいくらをたっぷりかけた豪華ver.も提供されています。卵×卵の禁断の組み合わせは、まさにスペシャルな味わい。濃厚な黄味の中でいくらのエキスが弾けて、お口の中に天国が広がります。

熊の焼鳥はコースで

お客様においしい鶏を食べていただくために、「熊の焼鳥」では仕入れ量を調節しやすいコースメニュー内で焼鳥を提供しています。
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