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常連さんのやさしさに触れる
「ビタミン取れよ!」とみかんをくれたのは、軽妙なトークで奥様方の爆笑をさらうおじさん。「寒くない?」とカイロをくれた人も。お店のまわりのゴミを片付ける人もいたりと、親切でマナーを守る人ばかりでした。大声で騒がず、お店のシャッターには寄りかからず、ゴミは持ち帰り……お行儀よく待ちましょう。
6:30 30人目のお客さん到着
始発電車が走り出してから、1分間に1人のペースでお客さんが到着しています。しかし、これでもペースが遅い方なんだとか。土日祝日はもっと多くのお客さんが訪れて、6:00までには50人に達してしまうことも。
さらに、お盆やお正月休みなどの帰省ラッシュ前は特に混むそうで、始発電車で行っても買えない日もあるそうです。並ばないと買えないめずらしい羊羹。地元で待つ家族やお友達に贈る人が多いんですね。毎日のように「小ざさ」へ通って、被災地で配っているという方もいらっしゃいました。
7:00 48人目のお客さん到着
おしゃべりしていると時間が経つのはあっという間!息子のお嫁さん探しに奮闘する奥さまの話、タクシーの運転手さんならではのお悩み、もんぺをはいたおばあちゃんの戦時中の思い出話……普段の生活では聞けないようなお話をたくさん聞けました。
8:15 番号札配布開始!
ついに番号札の配布が始まりました!羊羹の購入個数、名前、電話番号、並び始めた時間を答えると、番号札がもらえます。キラキラ輝く「1」の文字!! 薄く軽い紙ですが、3時間分の価値がずっしりと感じられます……!開店時間(10:00)以降、お店で羊羹と引き換えてもらえますよ。なくさないよう丁寧に折りたたんでお財布へ。
10:00 幻の羊羹をゲット!
再びお店を訪れ、ついに幻の羊羹を入手!お値段は1本1,100円(税込)。最中(1個・税込102円)も売っているので、羊羹の引き換えと一緒に購入しました。箱詰めは5個入り510円(税込)からとリーズナブルで、お土産にもぴったり!時代の流れに負けず、値上げはしないよう努力しているんだとか。ありがたいですね……。昼間も、最中を求めるお客さんで5〜6人ほどの列ができています。
40年以上行列が絶えない幻の「羊羹」
いよいよ、幻の「羊羹」ご開帳!銀色の包み紙を丁寧に切り開くと、ツヤツヤと輝く羊羹が顔を出しました!包丁を入れると、刃にみっちりと吸い付いてきます。
ひと口頬張れば、やさしい甘さのあとに香り高い小豆の風味がふわっと広がります。しっとりなめらかな食感のなかに水羊羹のようなみずみずしさ。さっぱりと食べられるので、ついつい手が伸びます。くどさのないシンプルでやさしい味わいが、多くのリピーターを呼び続ける理由といえそうです。
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