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「小ざさ」の羊羹を求めて吉祥寺へ!
吉祥寺の老舗和菓子屋「小ざさ」の羊羹を知っていますか?始発で行列に並ばないと買えないほど人気な「幻の羊羹」と呼ばれる逸品なのです。入手困難なため、ネットオークションでは元値の数倍の価格で取引しようとする人も現れるほど……。心を込めて作っている職人さん達のためにも、転売はダメ絶対!早起きして、行列に並んでみました。羊羹ゲットまでの記録をお見せします。
4:50 「小ざさ」到着
前日は吉祥寺付近に宿泊し、朝の4:50には「小ざさ」へ到着!折りたたみ式の椅子を広げて、番号札の配布を待ちます。早い日では4:30頃から列ができ始めるとのことでしたが、前日の雪と寒さのせいか、今回は一番乗り!
昼間は最中を求めるお客さんで賑わう「小ざさ」の店先。もちろん人っ子ひとりいません。シャッターに貼られた、羊羹ゲットの心得を読みながら待ちましょう。
・羊羹は先着50名、1人3本まで
・8:15から「羊羹引換券」の配布が始まる
・列に並ぶ際は長時間列から離れない
・羊羹や番号札をほかの人に転売しない
・8:15から「羊羹引換券」の配布が始まる
・列に並ぶ際は長時間列から離れない
・羊羹や番号札をほかの人に転売しない
さらに、列の向きについて図でわかりやすく説明されています。
番号札の配布は8:15から……!自分との3時間の戦いが始まりました。
5:00 ふたり目のお客さん到着
5:00ちょうど、シャッターが続くアーケードの向こうから、ふたり目のお客さんが到着しました!よく羊羹行列に並ぶという常連さん。今回は、ご親戚に贈るためにいらっしゃったそうです。このあとも多くのお客さんとお話ししましたが、「お友達や家族に贈る」という方がほとんどでした。
5:30 早すぎる朝ごはん
「席を離れる時は30分程度」という暗黙のルールを教えてもらい、コンビニへ。何人並んでいるかわからないと、あとから来たお客さんが先着人数に入れているかわからなくなってしまうためです。買えるかどうかわからないのに並ぶのはツライですもんね。常連さんたちのアドバイスをしっかり聞きましょう。
6:00 15人目のお客さんがベンツで登場
5:30〜6:00の間に、パラパラとお客さんが増えました。始発電車で来る人、ご近所から自転車で来る人が多いようです。そんな中、なんと1名ベンツで颯爽と登場!見慣れた光景のようで、みなさん静かに見守っていました。
羊羹行列は憩いの場
番号札を待つ時間はツライように思えますが、みなさん思い思いに楽しんでいます。コート、ひざ掛けで全身もこもこに包まれて眠る人。静かに本を読む人。スマホゲームに没頭する人。中でも多く見られたのは、お客さん同士でおしゃべりする姿!
常連さん同士はもちろん、初めて訪れた人も「誰に贈るの?」「何時に来たの?」と、穏やかにお話を楽しんでいます。毎朝羊羹の列に並ぶご高齢の常連さん達は、この情報交換の時間を楽しんでいるそうです。もちろん、ぐっすり眠って待つのもOKですよ!
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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