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スイーツ
メディアで、甘いお菓子を取り上げるときに使われることが多い「スイーツ」ですが、もともとはイギリスで子どもたちが食べるキャンディやグミをはじめ、お砂糖をたっぷり使用したお菓子類を指す言葉なんです。
日本でスイーツという言葉が使われ始めた頃は、子どもたちが食べる一般的なお菓子と、高級洋菓子店のパティシエの手で作られた商品とを区別するために使われていたそうです。有名店で作られる大人向けの高級洋菓子がブームとなり、スイーツの名称はだんだんと浸透していきました。
その後、国内の各お菓子メーカーも、スイーツブームに乗ってさまざまな製品を開発。さらに名称が広まったため、日本では甘いお菓子のことをスイーツと呼ぶように変わっていったのです。
ドルチェとの違い
甘いお菓子を意味するスイーツも、ケーキやプリンなど食後に出されるものであれば、デザートと呼ばれます。料理用語としてのドルチェはデザートに近いイメージです。
日本でのドルチェは、食後に出てくるものがイタリア発のデザート、おやつにいただくものがスイーツといったところでしょう。ただし、イタリア人と会話をする時、ドルチェは別のシーンでもよく使われる言葉であることを忘れないでくださいね。
日本における代表的なドルチェ
パンナコッタ
パンナコッタは、生クリーム・牛乳・砂糖を入れて火にかけ煮詰めたものをゼラチンで固めて作るお菓子です。柔らかくてつるんとした舌触りはプリンとよく似ていますが、玉子で固めて作るプリンとは全く異なります。
フランス発のババロアとも食感は似ていますが、プリンと同様、作り方が違うのです。パンナコッタの「パンナ」は生クリーム、「コッタ」は加熱していることを意味しています。材料のメインが生クリームですので、見た目よりも味は濃厚です。
フルーツなど添えるとよりおいしくいただけるのでおすすめです。ティラミス、パンナコッタに続き1994年に大ブレイク。それ以降、イタリア料理店などでよく出されているドルチェとなりました。
ティラミス
ティラミスは、1960年代ベネツィアで誕生した、エスプレッソコーヒーを染み込ませたやわらかな食感が特徴的なチーズケーキです。1990年~1991年にかけて日本で大ブームとなって以来、日本でも定番のドルチェとなっています。
マスカルポーネチーズと、甘いコーヒーに浸したスポンジケーキもしくはビスケットを挟み冷蔵庫で冷やして作ります。最後にココアパウダーまたは粉末コーヒーをかけて完成。
タルト
パイやビスケット生地の真ん中にクリームやケーキを入れて焼いたものがタルトです。古代ローマ時代に食べられていたお菓子トールタが由来となっており、イタリアには朝食に良く食べられているトルタというケーキもあります。
バター、玉子、薄力粉、砂糖で作るサクサクのタルト生地と、各種フルーツやクリームとのコラボが日本でも人気となり専門店も数多く登場。ドルチェとしても多くのお店で出されています。最近は、甘いドルチェだけでなく食事用のセリボリータルトも注目されているんです。
ドルチェの使い方はさまざま!
ドルチェについての謎は解けたでしょうか?一時期大ブームを起こしたイタリア発のドルチェは、日本人の口に合ったことから、長年にわたって愛され続けています。
今後もまた新しいドルチェが日本へ上陸するかもしれません。珍しいドルチェの情報はいち早くキャッチして、新しい味や食感にトライしてみてくださいね。
▼他にも違いが微妙な言葉は色々……確かめてみて!
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※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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