アボカドは接ぎ木ができる!

アボカドは接ぎ木をすることができます。接ぎ木とは、2本の木をつないで1本にする方法のこと。初心者にはなかなかむずかしいのですが、慣れてきたらぜひ挑戦してみましょう。

1. 穂木(増やしたい植物の木)を用意します。よく育っているアボカドの枝を切ります。切り口を斜め45度にカットし、台木に差し込みやすくなるよう、反対側の背の部分を真っ直ぐそいでとがらせます。葉は2、3枚程度残し、あとは葉を摘み取って芽の部分のみ残しておきます。

2. 台木(土台とする木)を用意します。同種同士で接ぎ木をしたほうが成功しやすいため、アボカドを選ぶと良いです。。台木は土から5cm程度の高さを残し、真っ直ぐ切ります。切り口に2~3cm程度縦に切り込みを入れます。

3. 2の切り込みに1を差し込み、接ぎ木テープで巻きます。

4. 穂木と台木の切り口の乾燥を防ぐため、接ぎ木用のロウ「接ロウ」でふさぎます。

観葉植物としてアボカドを楽しむコツ

※画像はイメージです
育ったアボカドを観葉植物として楽しむために大切なのは、日当たりの良い場所で水を切らさないこと。土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れるまでたっぷりとあげましょう。特に生育期の3月~9月頃は水切れを起こしやすい時期。乾燥しないように注意しなければなりません。

気温が高い時間に水をあげると根を傷めるので、朝晩の涼しい時間帯にあげるようにすること。逆に、気温の低い冬場は水をあげすぎると根腐れを起こしやすく、根腐れを起こすと枯れてしまうので過湿気味にならないように水をあげるのがポイントです。そして寒さに弱いので、冬は暖かい室内で育てるのがおすすめです。

室内で育てていると葉の水分が不足するため、霧吹きのようなスプレーで葉の両面に定期的に葉水を与え、葉の乾燥も防ぎましょう。

アボカドの種は捨てないで!

アボカドの種は、捨てずに育てるのがおすすめ!水耕栽培は比較的簡単にできるうえ、成長が分かりやすいので、楽しめるのも魅力です。ある程度育ったら、鉢や露地植えに挑戦しましょう。実がなるまで数年かかりますが、捨ててしまうはずだったものが大きくなる喜びはひとしおですよ。
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