アルミ弁当は体に悪い?

かつて、認知の障がいにアルミが関わっているのではないかという学説がありました。そこで、当時たくさんあったアルミの台所用品に焦点が当たり、一気にそのほかの素材の製品に取って代わってしまった経緯があります。でも、のちにこれは誤解だと分かりました。 現在では、認知障がいにアルミが関わっているという説は誤りとされています。また、アルミは水や空気、一部の食べ物にも含まれていて、普通に過ごすだけでも身体の中には入ってきます。それに比べても、アルミ製の食器やお弁当箱から流出するアルミは大変微量で、アルミ製品からの影響はないということです。

レンジは食洗機は使えるの?

金属は電子レンジには使えません。ですから、アルミ弁当箱も、けっして電子レンジ入れないようにしましょう。電子レンジは、食品にマイクロ波を照射して、分子活動を高めた摩擦熱で温度を上げます。金属はそのマイクロ波を反射してしまうので、温めることはできません。また、火花を散らせて電子レンジ自体を故障させることもあるので、アルミ製品だけではなく、金属は絶対に入れないこと。思わぬ事故に繋がることもあるので気をつけましょう。 また、食洗機ですが、結論からいうとこれも使えません。水流に対してはあまり問題はないのですが、食洗機に使われる洗剤はアルカリ性で、アルミとの相性がよくないからです。変色や変質の原因になるので、使わないようにしましょう。もともと、アルミ弁当箱は汚れも油も非常に落としやすいお弁当箱なので、ここはくるっと手洗いする方が、断然手早く簡単ですよ。

汁がこぼれないの?

実は、アルミ弁当箱の最大のウィークポイントはここです。お子さんでも簡単にフタがはずしやすい代わりに、汁もれの心配もついて回ります。 でも、最近は汁もれ防止のうちブタがついているものや、パッキン付きのお弁当箱もあります。メーカーによっては別売りで購入できるのももあるそうですし、サイズが分かれば、ホームセンターなどで同サイズパッキンを探してつけることもできるようですよ。これにランチベルトを通したら、ほかのお弁当箱と同様に、汁もれはかなり防げますね。 中には、アルミ弁当箱自体にとめ具のついたものもありますので、こちらを選ばれるのもよいでしょう。昔は安全菜入と呼ばれたとめ具付きのおかず入れも、それ自体が昭和レトロ感たっぷりで、よい味わいが増しますよね。

アルミのお弁当を使ってみよう

いかがでしたでしょうか? 使い続けるごとに味を増すアルミ弁当箱は、長年使って傷やへこみができても、大切な思い出として長く残り続けます。よいものを長く使う。小さな子どもたちが、そんな習慣を身につけるのにも、ひと役買ってくれそうなアルミ弁当箱。この機会に、おひとつおうちに常備するのもよいかもしれませんね。
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