ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

監修者 : 藤橋 ひとみ

管理栄養士 / 東京大学大学院医学博士課程在籍

じゃがいもの皮は食べられるの?

じゃがいもの皮は食べられます。ただしじゃがいもの芽や緑色になった皮の部分にはソラニンやチャコニンという天然毒素が含まれ、食べると吐き気や嘔吐といった食中毒症状が出ることがあるため注意が必要です。

じゃがいもを皮ごと食べる際の注意点や適切な処理方法について知っておきましょう。(※1,2)

じゃがいもの皮に栄養はある?

皮つきじゃがいもの栄養素を皮なしのじゃがいも比べると、食物繊維やカリウム、鉄といった栄養素をより多く含むことが分かります。また皮ごと調理することで、栄養素の破壊や水溶性栄養素の流出を抑えることも期待できますよ。(※3,4,5)

毒に注意!じゃがいもを皮ごと食べる際に気をつけること

皮ごと食べる際の注意点

  1. 芽は取り除く
  2. 皮が緑色でないかチェック
  3. 家庭菜園のものは皮をむく
  4. 皮はしっかり洗う
  5. 子どもが食べるなら皮はむく

芽は取り除く

じゃがいもの芽にはソラニンやチャコニンといった天然毒素が含まれます。食べると吐き気や嘔吐、下痢、腹痛といった食中毒症状が出ることがあるので、じゃがいもを調理するときには必ず芽を取り除くようにしてください。(※1,2)

皮が緑色でないかチェック

じゃがいもは光に当たると緑色に変化しますが、芽の部分に含まれる天然毒素は、緑色になった皮にも含まれます。芽と同じく食中毒症状が出るおそれがあるので注意が必要です。

万が一じゃがいもの皮が緑色に変化している場合は、白い部分が出るまで皮を厚めにむきましょう。(※2,5)

家庭菜園のものは皮をむく

家庭菜園で作られたじゃがいもは、収穫時に未熟である場合に毒素を含むおそれがあります。

市販のじゃがいもであれば皮が緑色でない限り食中毒の心配はほとんどありませんが、市販品以外を食べる場合は皮が緑色でなくてもむいて食べるようにしてください。(※6)
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