盛り付けの基本「青黄赤白黒」って?彩りを変えてすてきな食卓に

料理は五感で楽しむもの。だからこそ、味や香りと同時に見た目も大切です。和食の盛り付けに欠かせないのが「青黄赤白黒(しょうおうしゃくびゃっこく)」。これを取り入れれば、誰でもまるでレシピ本のようにおいしそうに盛り付けることができますよ!

2019年4月4日 更新

料理は見た目も大事!

味はとってもおいしいのに、なんだかいまいち…ということはありませんか?もしかしたらそれは、料理の「見た目」が原因かもしれません。

レシピ本のきれいに盛り付けられた料理の写真を見ると、思わず食べたくなったり、作りたくなったりしていまいます。また、インターネットでレシピを検索するときにも、同じようなレシピがあったら、ついついきれいに盛り付けられた写真のレシピを選んで作るという方も多いのではないでしょうか。

料理は味ももちろんですが、見た目もとっても大事!逆に見た目がきれいなだけで、「おいしそう」と思わせてしまうのです。

和食の盛り付けって難しい…

料理は五感で楽しむもの。だからこそ、味や香りと同時に見た目も大切です。でもレシピ本のように、きれいに盛り付けるのって想像以上に難しいですよね。特に和食の場合、食器や食材の色使いがどうしても地味になってしまいがち……という方も多いのでは?

でも、和食の基本の色使いと言われる「青黄赤白黒(しょうおうしゃくびゃっこく)」を取り入れれば、誰でもまるでレシピ本のようにきれいにおいしそうに盛り付けることができます!

では「青黄赤白黒」って、一体どんなものなのでしょうか?

盛り付けの真髄!「青黄赤白黒」とは?

料理には赤、黄、緑、白、黒の5色が含まれているようにすると、とても美しく見えます。それぞれの色には次の効果があります。

白色:清潔感
黒色:引き締め
黄色・赤色:食欲増進
青色:安心感

黒塗りのお盆や朱塗りのお椀、料理に添えられる葉や花などの演出も、これに通じたものかも知れませんね。

青黄赤白黒の語源

「青黄赤白黒」の語源は、仏教にあります。如来(ブッタ)の精神や智慧を、5つの色で表していて、それぞれの色に深い意味が込められています。青や黒の代わりに、樺・紫・緑などを含める場合もあります。
青色は、如来の毛髪の色。しかし青色の食材はあまりないため、盛り付けの際は、代わりに緑色とすることが多いです。たとえば、ほうれん草のおひたしや、飾りの三つ葉や大葉などで、青・緑色を取り入れてみてはいかがでしょうか。
黄色は、如来の身体の色。盛り付けの際は、たとえば卵焼きや飾りの菊の花などで、黄色を取り入れることができますよ。
青黄赤白黒の語源

Photo by Snapmart

青黄赤白黒の語源

Photo by Snapmart

赤色は、如来の血液の色。盛り付けの際は、赤塗りのお椀を使ったり、トマトなどの野菜で赤色を取り入れるととてもきれい!
白色は、如来の仏歯の色。白色の和食といえば、真っ先に思い浮かぶのが、炊き立ての白米ではないでしょうか。
黒色は、如来の袈裟の色。盛り付けの際は、黒塗りのお椀を使ったり、刻んだ海苔を散らしたりして、黒色を取り入れてみてはいかがでしょうか。

青黄赤白黒を使った盛り付け紹介

古くから日本に伝わる「青黄赤白黒」の言い伝え。そんな五色を取り入れた和食の盛り付けをご紹介いたします。5色を食器で取り入れてもよし、食材で取り入れてもよし。工夫次第でさまざまなかたちで5色を取り入れることができます。ぜひ、今晩の盛り付けの参考にされてみてはいかがでしょうか。
とってもシンプル。だけどすごくおいしそう。それはきちんと「青黄赤白黒」を取り入れているからです。青色はきゅうり、黄色はカボチャ・ニンジン、赤色は漆塗り、白色は白米、黒色はナスで5色を表現しています。お漬物とお味噌汁の野菜の色が映えた盛り付けです!
青黄赤白黒を使った盛り付け紹介

Photo by Snapmart

思わず何から食べようか迷ってしまう、おいしそうな和食ごはん。青色はお漬物、黄色はさばの一部やにんじん、赤色の代わりにピンクのベーコンや紅生姜、白色はごはんやお皿、黒色はさばの背や小鉢で、5色を表現しています。お皿の色使いや並べ方など、細部までこだわりが詰まった盛り付けです!
青黄赤白黒を使った盛り付け紹介

Photo by Snapmart

青色は小鉢のお浸しや大葉、黄色は左の小鉢、赤色はお椀やかざってある南天の実、白色はごはん、黒色はストーンプレートやお茶碗で表現しています。ダークトーンの食器選びと飾りすぎない小鉢やおかずで、シンプルながらも上質。品のいいコーディネートですね。
青黄赤白黒を使った盛り付け紹介

Photo by Snapmart

おかゆも、使うお皿やお漬物次第でこんなにおしゃれに。青色はテーブルに置いた植物やデザートのキウイで、黄色はバナナや納豆、赤色は明太子やデザートのすもも。白色は豆腐やごはんで、黒色のカトラリーを入れて引き締めています。食器やマットを丸の形で統一しているのもセンスがいいですね。
青黄赤白黒を使った盛り付け紹介

Photo by Snapmart

野菜で青色・黄色・赤色、白米で白色、わかめのお味噌汁で黒色を表現した盛り付けです。たくさん品数を用意しなくても、サラダに使う野菜や、お味噌汁など、ふだんの献立でも色を意識するだけできれいになりますよ。
青黄赤白黒を使った盛り付け紹介

Photo by Snapmart

お正月は和のテーブルコーディネートの参考にぴったり。青色は中央の映えるお皿、黄色は伊達巻やみかんで、赤色は小皿やお椀などにバランスよく使っています。白はかまぼこ、黒は豆やあずき。ちょっとずつ盛り付けると全体の品もよくなり、食べるのも楽しくなりますね。

おわりに

料理は味だけではなく、彩りもとっても大切です!ぜひ、和食の基本の色使いである「青黄赤白黒」を和食の盛り付けに取り入れて、「見ても食べてもおいしい料理」を食卓に並べてみてはいかがでしょうか。

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YAMAKO

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