よく噛む

上で述べたスルフォラファンという成分は、実は摂取するときは前駆体の状態で、よく噛んで細胞が破壊され酵素と合体することにより、スルフォラファンになります。そのため、しっかりと噛んで食べることが大事。

ブロッコリーに限りませんが、あまり噛まずに飲み込むような早食いは、肥満の原因ともいわれます。よく噛んで食べるクセをつけましょう。(※7,18)

電子レンジで調理する

ブロッコリーに含まれるビタミンB群やビタミンCは、水に流れ出やすい水溶性のビタミンです。そのため、ゆでる、煮るなどの調理法ではゆで汁、煮汁に流れ出てしまいます。その点、電子レンジでの加熱は水を使用しないため、水溶性ビタミンが残りやすくなります。(※12,19)

ブロッコリーダイエットの注意点

注意点

  1. 調味料のつけ過ぎに注意
  2. 食べ過ぎは体臭の原因に
  3. 甲状腺機能低下症に注意

調味料のつけ過ぎに注意

ダイエット中にブロッコリーを食べる際は、マヨネーズやドレッシングなどの調味料のつけ過ぎに注意しましょう。たとえばマヨネーズ小さじ1杯(4g)は27kcal、大さじ1杯(12g)では80kcalです。

小さじ1杯分で、ゆでたブロッコリー100gと同じくらいのカロリーをプラスすることになります。調味料はつけ過ぎないよう、計量スプーンで計って控えめに使うようにしましょう。(※12,20)

食べ過ぎは体臭の原因に

ブロッコリーには、「レシチン」という成分が含まれています。レシチンは体内で「トリメチルアミン」という成分に変わり、大量に食べ過ぎると悪臭の原因になってしまいます。

ただし、コリンはさまざまな食品に含まれており、100g程度のブロッコリーを毎日食べるだけではコリンの大量摂取にはならないので、安心してください。(※17,21)

甲状腺機能低下症の人は注意

ブロッコリーに含まれる食物繊維が、甲状腺機能低下症の薬の吸収を阻害する物質として作用するケースがあるといわれています。

健康な人が通常の食べ方をする分には問題はありません。甲状腺機能低下症で、服薬治療をしている人は食べ過ぎに注意する必要があります。心配な方はかかりつけの医師に相談してくださいね。(※22)
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