ライター : tep

監修者 : 谷口 ももよ

薬膳料理研究家

日々の生活に取り入れたい「緑茶」

高濃度の茶カテキン飲料がトクホになって以来、日本人になじみ深い緑茶の健康効果が改めて注目されるようになりました。その流れも後押しになって、おやつの時間や食後、急須で緑茶を入れてリラックスに当てている人、少なくないと思います。 緑茶はカテキンやミネラル、ビタミンCなどさまざまな栄養を含んでおり、その効能も美容面から健康面まで幅広く期待されています。落ち着いた味わいにホッとひと息つきながら、健康・美容のサポートにもなる緑茶、改めて本当に魅力的です。 それでは、緑茶の主な効果効能をお話ししていきましょう。

女性に嬉しい緑茶の効果効能

ダイエット効果

緑茶の代表的な成分「カテキン」は、ポリフェノールの一種です。カテキンは、エネルギー産出に関係している「ミトコンドリア」という器官に働きかけ、酵素を活性化させることにより、脂肪燃焼を促す作用が認められています。 これは実験でも分かっており、継続的にカテキンを摂取する必要があるため日常的に緑茶を摂取することが効果的な飲み方とされているんです。(※1)

美肌効果

緑茶(特に煎茶)には、実はビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCが持つ抗酸化作用は、老化の原因になる活性酸素を除去する効果があり、たるみやシミの対策に。また、皮膚や粘膜のコラーゲン形成を助けて、美しい肌作りをサポートしてくれます。(※2)

便秘対策

緑茶に含まれるカテキンには、強い殺菌作用が認められています。このカテキンが腸内に届くと、殺菌作用により悪玉菌が除去され、腸内環境を整えることにつながるのです。また、カテキンは善玉菌を増やす働きもあるので、より効果が期待できますよ。(※3) お茶は何千年も前から薬としても扱われ、熱のあるとき、頭やのどが痛いときにも効果的です。

風邪対策

わたしたちが吸い込んだ細菌は体内の細胞にくっつくことで威力を発揮し、風邪などの発症につながります。カテキンには、細菌がそもそも細胞にくっつくのを防ぐ作用があり、風邪対策に効果的とされています。 この作用は、風邪菌だけでなくインフルエンザウイルスなどにも発揮されるため、日常的に緑茶を飲んで対策をするのがおすすめ。薄めた緑茶でうがいをするのも効果的ですよ。(※4)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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