ライター : sara

元パティシエの主婦ライター

三温糖ときび砂糖の違いとは?記事のまとめ

  1. 三温糖は白砂糖製造後の糖液を煮詰めて作り、カラメル由来のコクと強い甘みが特徴
  2. きび砂糖は精製途中の糖液を煮詰めた日新製糖の独自商品、サトウキビ本来のやさしい甘さと風味が残る
  3. コクを出したい料理は三温糖、素材の味を活かしたい場合はきび砂糖が向いている

プロが解説。三温糖ときび砂糖の違い

Photo by akiyon

三温糖ときび砂糖は、どちらも茶色く見た目がよく似ています。しかし実は原料や製法、風味にはっきりとした違いがあるのです。「体によさそう」「コクが出そう」といったイメージだけで選んでいる方も多いかもしれません。

本記事では、砂糖の基本を押さえながら、プロの視点で三温糖ときび砂糖の違いをわかりやすく解説します。

元パティシエの主婦ライター

sara

元パティシエ、年間100回以上お菓子作りをする筆者がふたつの砂糖の違いについて詳しくご紹介します。

三温糖・きび砂糖の製造方法や定義について

「三温糖」は糖液を煮詰めて作る砂糖

Photo by macaroni

三温糖は、サトウキビやテンサイから作られる原料糖をもとに、白砂糖を製造したあとに残る糖液を煮詰めて結晶化させた砂糖です。

加熱工程を重ねることで糖がカラメル化し、薄茶色の色合いと香ばしいコクが生まれます。成分は上白糖と大きな差はなく、しっとりとした甘みと照りが出やすいのが特徴

名前の由来は「三度温める砂糖」とされますが、実際の加熱回数は製品によって異なります。

「きび砂糖」はウェルネオシュガー独自の商品名

ITEM

ウェルネオシュガー きび砂糖

¥378

内容量:750g

※2026年1月27日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
きび砂糖はウェルネオシュガー(旧 日新製糖株式会社)が商標登録している商品名です。原料はサトウキビのみを使用し、まろやかでやさしい甘さが感じられます

原料糖を溶かした糖液を精製途中の段階で煮詰めて結晶化させるため、サトウキビ由来の風味やミネラル分が残りやすいのが特徴です。

同様の製法の砂糖は他社では「さとうきび糖」といった名称で販売されています。(※1)

三温糖・きび砂糖の「味・甘さ・風味」の違い

種類三温糖きび砂糖
コクがあり、
濃厚に感じやすい
まろやかでやさしい
甘さ上白糖より甘みが
強く感じられることがある
上白糖に近い、
角のない甘さ
風味糖液を煮詰めることで生まれる
カラメル風味が強い
サトウキビ由来の自然な風味
ほのかに黒糖のような香り
後味甘さがしっかり残るすっきりとして
素材を邪魔しにくい
三温糖ときび砂糖はどちらも砂糖としての甘さは同程度ですが、製法の違いによって風味に差があります。三温糖は香ばしいコクをプラスしたい料理向き、きび砂糖は素材の味を活かしたい場合に使いやすいでしょう。

三温糖・きび砂糖の「カロリー・栄養素」の違い

種類カロリー
三温糖390kcal
きび砂糖396kcal
三温糖ときび砂糖のカロリーはほぼ同程度です。

三温糖にはカリウムやカルシウムなどの無機質がごく微量含まれています。一方、きび砂糖は炭水化物が主成分で、たんぱく質や脂質は含まれていません。

どちらも甘味料として適量を使うことが大切です。(※2,3)

どんな料理似合う?おすすめの使い分け方法

種類向いている料理理由
三温糖・煮物
・照り焼き
・すき焼き
・佃煮
・和菓子
カラメル由来のコクと香ばしさが加わり
料理に深みと照りを出しやすいため
きび砂糖・クッキー
・パウンドケーキ
・飲み物
・普段の料理全般
まろやかでやさしい甘さが
素材の味を引き立て
クセが出にくいため
三温糖は甘みとコクをしっかり出したい料理に向いています。煮物や照り焼きなど味付けが濃い和食と相性がいいです。

一方、きび砂糖は主張しすぎないやさしい甘さが特徴。素材の風味を活かしたいお菓子や飲み物、日常使いの料理に使いやすいのが魅力です。

仕上がりの印象を考えて使い分けると、料理の完成度が高まります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ