ライター : iruri

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2025年10月よりペットボトル飲料が値上げに

Photo by macaroni

食品の値上げラッシュが止まらない昨今。2025年10月から値上がりした商品は3,024品目にものぼります。値上げの影響はペットボトル飲料にも及んでおり、なかには500~600mlあたり200円台に突入する商品も……!

日頃ペットボトル飲料をよく買う方は、家計への影響が気になりますよね。本記事ではペットボトル飲料が値上がりしている理由や、なるべく安く購入する方法について解説します。

ペットボトル飲料の値上げ概要

値上げ対象企業値上げ率対象商品(一例)
サントリー6~25%・伊右衛門
・天然水
・クラフトボス
アサヒ飲料約4~25%・三ツ矢サイダー
・カルピスウォーター
・十六茶
コカ・コーラ4.8~23%・コカ・コーラ
・綾鷹
・アクエリアス
キリン6~22%・午後の紅茶
・生茶
伊藤園2.4~22.2%・お~いお茶
ポッカサッポロ約8~22%・キレートレモン
 Wレモン
・加賀棒ほうじ茶
ダイドードリンコ10~15%・ダイドーブレンド
 コーヒーラボ
大手飲料メーカーでは、最大25%程度の値上げを実施。さまざまな人気飲料が値上げ対象になっています。

ペットボトル飲料が値上がりしている理由

値上げの主な要因

  1. 原材料・資材価格の高騰
  2. 為替の変動
  3. エネルギーコスト・物流費・人件費の上昇
ペットボトル飲料の値上がりは、いくつかの要因が重なって生じています。まず、ペットボトルの原料となるプラスチックの価格高騰。プラスチックは石油から作られているため、近年の原油価格の上昇が影響しているようです。

さらに、円安による輸入コストの値上がりも見過ごせません。特に原油は主に中東から輸入しているので、円安の影響を大きく受けているんです。また、輸送にかかるガソリン代や運賃、ドライバーの人件費が軒並み上がっていることも要因となっています。

このように、各企業の努力では追いつかないほどあらゆるコストが上昇した結果、ペットボトル飲料の値上げにつながりました。

ペットボトル飲料値上げによる家計への影響は?

Photo by pomipomi

2025年10月以降、500~600mlのペットボトル飲料が一部180円から200円になります。1本あたり20円の値上がりは、日頃ペットボトル飲料をよく飲む人にとって大きいもの。

例えば週5日で1本ずつ、1ヶ月に20本購入した場合、値上げ前はひと月3,600円ですが値上げ後は4,000円になります。

年間金額に換算すると、値上げ前は43,200円だったのが現在は48,000円に……!1年あたりの価格が4,800円も増加するとなると、購入を考えてしまいますよね。

どこで買うのが安い?自販機vsスーパーvsドラッグストアー

商品名自販機
価格
スーパー
価格
(税込)
ドラッグストアー
価格
(税込)
伊右衛門140円85円
(600ml)
73円
(600ml)
三ツ矢サイダー130円85円
(500ml)
95円
(500ml)
カルピス
ウォーター
130円96円
(500ml)
105円
(500ml)
コカ・コーラ190円85円
(350ml)
95円
(350ml)
ジョージア
ブラック
(500ml)
140円128円127円
綾鷹160円85円
(650ml)
91円
(650ml)
午後の紅茶
(500ml)
160円85円95円
生茶130円96円
(525ml)
84円
(525ml)
近隣の自販機、スーパー、ドラッグストアーを調査した結果、200円を超える商品はまだありませんでした。一番値段が高いのは自販機で、場所にもよりますが130~160円の商品が多いようです。コカ・コーラは190円のところもあり、値上げの影響をひしひしと感じます……。

スーパーやドラッグストアーには、100円以下とお手頃価格のドリンクがたくさんありました

小売店では価格を抑えて大量に販売したり、在庫整理のために割安で提供したりする店舗もあるのだそう。自販機より40~50%安く購入できるのはうれしいですね♪

ペットボトル飲料のおすすめ節約術

まとめ買いをする

店舗によってはまとめ買いすることで、1本あたりの値段が安くなる場合もあります。例えば筆者が行ったスーパーでは、1本84円のお茶が4本買うと322円で、1本あたり約80円になっていました。

ドラッグストアーを確認したところ、24本セットで1,747円の商品もあり、1本約73円と格安!常備しておきたいドリンクは、まとめ買いでお得に購入するのがおすすめです。
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