ライター : pomipomi

Webライター

生乾き臭はどのように対策すべき?【プロに教わる洗濯術vol.3】

Photo by pomipomi

夏は天気が変わりやすく、洗濯物を外に干せない日もしばしば。そんなときに便利なのが部屋干しですが、やり方次第では生乾きの嫌なにおいが発生することがあります。

生乾き臭を防ぐにはどうすればよいのでしょうか?今回は「お洗濯マイスター」こと大貫和泉さんに伺った「夏の洗濯術vol.3」として、においの原因と対策を解説しますよ。

教えてくれた人

Photo by ライオン株式会社

お洗濯マイスター 大貫 和泉さん
ライオン株式会社で洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わり、現在は「お洗濯マイスター」として講演などもおこなう。2児の母としての経験や研究活動を生かし、主婦・母親・女性目線で洗濯にまつわる役立つ情報を発信。

消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士、健康予防管理専門士などの資格を保有する。

生乾き臭の原因

Photo by pomipomi

生乾き臭の正体は、洗濯のときに落としきれなかったわずかな汚れにあります。衣類に残った皮脂や汗、食べこぼしなどの成分が、時間の経過とともに化学的に変化したり、菌による作用を受けたりすることが原因です。

さらに部屋干しは乾くまでに時間がかかるため、湿った状態が長く続きがち。その結果、菌が増殖しやすくなり、においを発生させやすくなってしまいます。

これだけはおさえて。3つの対策方法

1. 通気性のよいカゴで洗濯物を保管

Photo by pomipomi

部屋干しの生乾き臭を防ぐには、菌の増殖を抑えることが何より大切です。洗うまでの間、洗濯物を洗濯槽の中に入れっぱなしにしておくと、湿気がこもって菌が増えやすくなってしまいます。

洗濯物は通気性のよいカゴに入れて保管するのがおすすめ。これだけでもにおいの原因をぐっと減らすことができますよ。

2. 部屋干し専用の洗剤を使う

Photo by pomipomi

生乾き対策には洗剤選びも重要なポイント。除菌や抗菌効果のある「部屋干し専用」の洗剤を使うと、独特なにおいの発生を抑制することができます。

3. 早く乾かす

Photo by pomipomi

洗濯物は湿った状態が長く続くと、菌がどんどん増殖してにおいの原因になってしまいます。部屋干しをする際は風通しのよい場所を選んだり、扇風機の風を当てたりして、乾くスピードを上げるように心がけましょう。

「vol.1」でご紹介したように、洗濯物同士の間隔をあけて「アーチ干し」をするのもおすすめです。
詳細はこちら▼
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ