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食通が惹かれる。まだ知られていないイタリアの美食地方
イタリアと聞いて思い浮かべるのは、ローマやフィレンツェ、ミラノといった有名都市。けれど、イタリアの魅力はそれだけではありません。じつは、まだあまり知られていない “食の宝庫” が各地に点在しているのです。
ご紹介するのは、イタリアの最北東と最南端に位置する2つの州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州とバジリカータ州。
ご紹介するのは、イタリアの最北東と最南端に位置する2つの州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州とバジリカータ州。
異なる文化圏に育まれた風土や歴史が色濃く残るこの2つの地域では、地元の新鮮な食材を生かした、個性豊かな郷土料理に出会えます。
日本ではまだあまり知られていない、でも間違いなく “グルメ旅好き” の心をくすぐるこの2州の食の魅力をお届けします。
日本ではまだあまり知られていない、でも間違いなく “グルメ旅好き” の心をくすぐるこの2州の食の魅力をお届けします。
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州|カフェ文化と地元の味を楽しむ
コーヒーの街「トリエステ」でカフェ文化を堪能
イタリア最北東の都市「トリエステ」はカフェの街としても知られ、その始まりは18世紀。街には歴史的なカフェが数多く残り、地元の人でにぎわいます。
1933年には、今や世界140ヵ国以上で愛飲されるエスプレッソブランド「illy(イリー)」もこの地で誕生し、現在もこの地にその本社があります。
1933年には、今や世界140ヵ国以上で愛飲されるエスプレッソブランド「illy(イリー)」もこの地で誕生し、現在もこの地にその本社があります。
おいしいティラミスを求めて
この州は、じつはティラミスでも有名です。中でも歴史があるのはピエリス、そしてトルメッツォという2つの町。
それぞれで生まれたティラミスはことなり、現在世界で知られるティラミス(ビスケット、コーヒー、マスカルポーネなどが入ったもの)は、トルメッツォで生まれました。語源はイタリア語で「私を元気づけて」という意味を持ち、もともとは滋養強壮を目的とした家庭のデザートともいわれているそう。
マスカルポーネチーズやエスプレッソを使った大人の甘さが特徴で、北イタリアらしい気品と温かみを感じられます。町の老舗カフェでは、土地に根づいた本場の味が今も大切に受け継がれているといいます。
それぞれで生まれたティラミスはことなり、現在世界で知られるティラミス(ビスケット、コーヒー、マスカルポーネなどが入ったもの)は、トルメッツォで生まれました。語源はイタリア語で「私を元気づけて」という意味を持ち、もともとは滋養強壮を目的とした家庭のデザートともいわれているそう。
マスカルポーネチーズやエスプレッソを使った大人の甘さが特徴で、北イタリアらしい気品と温かみを感じられます。町の老舗カフェでは、土地に根づいた本場の味が今も大切に受け継がれているといいます。
食通も唸る「サン・ダニエレ」の生ハムとフリーコ
トリエステと同じく北東部の町「サン・ダニエレ・デル・フリウリ」は、生ハムの名産地。「プロシュット・ディ・サン・ダニエレ」は、なめらかな舌触りと繊細な甘みで食通を唸らせる逸品です。
地元の名物料理「フリーコ」は、チーズとじゃがいもを焼き上げた素朴なひと皿。香ばしさとコクのある味わいが、生ハムと絶妙にマッチ。ワインとともに味わえば、フリウリの魅力をまるごと堪能できるはず。
バリジカータ州:南イタリアの絶景とおいしい料理
南イタリアの秘境ともいわれるバジリカータ州には、絶景を堪能できる7つの美しい町があります。それぞれの町が、歴史的な町並みや断崖の風景、湖畔の静けさなど個性豊かな表情を見ることができます。
たとえば、ゴルゴ渓谷では壮大な自然に包まれ、ラゴ・ディ・サン・ジュゼッペ周辺では湖と空が溶け合うような風景に出会えます。そんな旅の途中に味わう、地元食材を活かした素朴な郷土料理も格別。
たとえば、ゴルゴ渓谷では壮大な自然に包まれ、ラゴ・ディ・サン・ジュゼッペ周辺では湖と空が溶け合うような風景に出会えます。そんな旅の途中に味わう、地元食材を活かした素朴な郷土料理も格別。
世界遺産の街「マテーラ」で味わう地元料理
バジリカータ州にあるマテーラは、洞窟住居「サッシ」で知られる世界遺産の町。石灰岩を掘って作られた独特な景観は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のロケ地にもなり、世界中の注目を集めています。
グルメ旅の目的地としてもおすすめで、地元産のオリーブオイルや赤ワイン、パンやパスタなど、土地の味を活かした素朴な料理が魅力。歴史の息づく石畳の街を歩きながら、古くて新しいイタリアの風景と味覚をじっくり堪能できますよ。
グルメ旅の目的地としてもおすすめで、地元産のオリーブオイルや赤ワイン、パンやパスタなど、土地の味を活かした素朴な料理が魅力。歴史の息づく石畳の街を歩きながら、古くて新しいイタリアの風景と味覚をじっくり堪能できますよ。
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