ライター : macaroni トレンド

シンガポール発のコーヒーブランド「アルケミスト」が日本初上陸

Photo by macaroni

2025年6月24日(火)、シンガポール発の人気コーヒーブランド「ALCHEMIST(アルケミスト)」が日本に初進出。東京・青山に1号店「ALCHEMIST Aoyama」をオープンします。さらに同年6月30日(月)には、2号店となる「ALCHEMIST Asakusa」が浅草に登場。

サードウェーブコーヒーの理念を守りながらも革新を続ける「ALCHEMIST」。世界的な評価を受けるクオリティとデザイン性の高い空間が、日本でも注目を集めそうです。

わずか4坪のコーヒースタンドから始まったブランド

「ALCHEMIST」は、2016年にシンガポールで誕生したスペシャルティコーヒーのブランド。

創業者のWill Leow氏が、わずか4坪の小さなコーヒースタンドをオフィス街の一角に構えたのが始まりでした。バリスタが一人ひとりの好みに合わせて豆を提案し、コーヒー豆本来の“甘み”を引き出すことにこだわった一杯を提供。
その丁寧な仕事と真摯な姿勢が、舌の肥えたシンガポーリアンの間で評判を呼び、現在では国内に11店舗を展開するまでに成長しています。

青山「ALCHEMIST(アルケミスト)」

店舗があるのは、表参道駅 B1出口から徒歩7分、渋谷駅からも徒歩10分ほどの場所。

大通り沿いに構えるスタイリッシュな外観は、カフェがひしめくこのエリアのなかでもひときわ目を引きます。
店内に足を踏み入れると、まず感じたのは洗練された空間作り。現地の「ALCHEMIST」では、店舗ごとにことなるテーマを設け、立地や街の雰囲気に溶け込むデザインが施されているのだそう。

訪れる人にとっては、どこかその街らしさを感じられる佇まいが心地よく、ふと立ち寄りたくなる理由のひとつに。内装はあえて装飾を排し、シンプルに保たれているのも特徴。

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バリスタとゲストの間にあるのは、無駄のないカウンターのみ。目の前で一杯ずつ丁寧に淹れられる様子を眺めながら、自分好みの味をじっくりと探ることができます。

コーヒーを主役に据えたミニマルな空間には、ALCHEMISTの「本質を届ける」という哲学が息づいています。
2階に上がると、目の前に広がるのは緑に囲まれたイートインスペース。大きな窓ガラスからは太陽の光がやさしく差し込み、時間の流れがふっとゆるやかになるような心地よさに包まれます。

植物のグリーンと光のコントラストが美しく、コーヒー片手に読書や会話を楽しむのにぴったりの空間。

店頭で香りを試し、好みのコーヒーを注文

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「ALCHEMIST」は、コーヒー1本勝負。コーヒーは “季節ごとに変化する果実” ととらえ、旬に合わせて豆を3〜6か月ごとに入れ替えています。

常時10種類以上のコーヒーがラインアップされる予定で、好みに合う一杯に出会える体験が魅力です。

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レジカウンター前には、各種コーヒー豆の香りを楽しめるディスプレイが設置されています。ひとつ一つ手に取りながら香りを確かめることで、味の違いや個性を直感的に感じ取れます。

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スタッフの方と会話をしながら、自分の好みにぴったりの一杯を選ぶ体験もまた、この店ならではのポイント。

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メニューの価格帯は、800〜1000円が中心。スペシャルティコーヒーとしては手に取りやすく、上質な一杯を日常の延長で楽しめる価格設定ではないでしょうか。

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注文を終えると、奥のカウンターでバリスタが一杯ずつ丁寧にコーヒーを淹れてくれます。抽出の様子を間近で眺められるのもうれしい。

待ち時間さえも心地よく感じられました。

こだわり抜かれたメニュー

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同ブランドの核にあるのは、「世界中どこにいても、高品質なコーヒーを老若男女誰もが手軽に楽しめるように」という信念。

その思いを体現するように、「ALCHEMIST」では、旬のコーヒー豆それぞれの個性に合わせた焙煎方法が採用されています。豆のコンディションの変化にも細やかに対応しながら、小ロットでの焙煎を徹底しているのだそう。

1. Dark Matter(ダーク・マター)

なめらかでバランスの取れた味わいに、プルーンの甘さとアーモンドの香ばしさ、ベルベットのようなチョコの口当たり。飲みやすさとコクが共存する一杯です。
商品名価格提供形態
Dark MatterREG:700円 / LARGE:850円Hot / Ice
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