ペヨングはなぜ生まれた？ペヤングとの違いを比較しながらわかりやすく解説 (2ページ目)

気になる味わいの違いは？

Photo by 大橋とおる

調理後のペヨングとペヤングは見た目がそっくり！かやくに違いはあるものの、ソースの色合いやふりかけ、スパイスが同じなので、ぱっと見では見分けがつきません。ここまで似ていると、間違い探しができるレベルです。

明確に違うのが、“ソースの香り”。ペヤングはソースらしい酸味が立った複雑な香りがするのに対し、ペヨングはどこか駄菓子を思わせるような、ちょっと甘めで懐かしい匂いがします。

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ペヨングは、ペヤングに比べてソースの酸味が抑えられている分、ほんのり甘みがあり、全体的にまろやかな味わいです。味つけはややあっさりしていて、あと味もすっきり。ペヤングのソースの香りが立ったパンチのある味とは対照的で、軽めに食べたいときややさしい味が好みな人にはぴったりです。

ペヨングとペヤング、どちらも“ペヤングらしさ”は健在。味わいに違いはあるものの、どちらもおいしくいただけます。

ペヤングとペヨングの違いまとめ

パッケージはペヨングが横型デザイン、ペヤングは縦型デザイン
麺の量はペヨング80g、ペヤング90g
1個あたりのカロリーは、ペヨング456kcal、ペヤング544kcal
ペヤングのかやくがキャベツと味付け鶏ひき肉なのに対し、ペヨングのかやくはキャベツのみ
ペヤングは本格的、ペヨングは駄菓子感のある味と香り
価格はペヨングが税込120～150円前後、ペヤングは税込200円以上

ペヨングはなぜ販売されたの？わざとまずいのは本当？

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ペヨング誕生のきっかけは“小売店の声”

ペヨングは、小売店側からの「低価格のソース焼きそばを」という要望に応える形で、2016年にディスカウントストアやドラッグストア、コンビニ向けに発売されました。もともとあった、まるか食品の「もっと安くソース焼きそばを提供したい」という考えと、小売店の声が合致することで誕生した商品です。

発売当初、まるか食品が公式でペヤングの偽物商品を手掛けたことが話題になりました。

ペヤング風だけど別モノ！ペヨングの魅力とは？

「ペヤングのおいしさを知ってほしい」という思いから、“ペヤングっぽいけどちょっと違う”をコンセプトに開発されたペヨング。ペヤングと比べて、麺の量とかやくの種類を減らし、ソースの風味も変えることで、あえて味のグレードを落としているのが特徴です。

とはいえ、決してペヨングが“まずい”わけではありません。どこか懐かしさのある味わいがクセになるという声も少なくありません。