夜ふかし

夜が長いからといって深夜まで夜ふかししてしまうことは、冬至にやってはいけないことのひとつ。本格的な寒さが強まるこの時期、睡眠不足は免疫力の低下や体調不良の原因にもなりかねません。この時期を無事に乗り切るための助言のようにも受け取れる風習ですね。

ネガティブな言動

ケンカや悪口はいつでも良いものではありませんが、特に冬至には避けたいこと。ネガティブな発言や行動は、冬至に強まる陰の気を長引かせてしまいます。先にご紹介した「一陽来復」のとおり、冬至は幸運が開けていく大事なタイミングです。新しいサイクルの始まりに悪い影響をおよぼさないよう、心穏やかに前向きで。

体を冷やす行い

体を冷やすことも冬至にはやってはいけないとされています。日が短く寒さが厳しいこの時期、体調管理のうえでも納得の風習ですね。長時間夜風にさらされるような行動は避け、暖かい服装で過ごしましょう。体を冷やす食べものや飲みものにも注意です。

避けるべき食べもの・飲みものは?

  1. 冷たいフルーツやジュース
  2. 糖分の多い甘いものの摂り過ぎ
  3. 消化が悪く胃腸を冷やす生もの

冬至にするといいこと

Photo by 高知県農業振興部農産物マーケティング戦略課

やってはいけないという教えがある一方、やっておくといいこともある冬至。陰陽思想などややスピリチュアルな側面もあるだけに、運のいい人は実践しているちょっと不思議な習わしも!体調を崩しやすいこの時期だからこそ、健康管理にもつながる冬至の開運トピックスをチェックしてみてくださいね。

ゆず湯に入る

冬至といえばゆず湯、と言ってもいいほど一般的な冬至のイメージがあるのがゆず湯。なぜ冬至にゆず湯に入るとよいとされているのか、その理由には諸説あるようです。

冬至=湯治、柚子=融通が利く、といった語呂合わせから定着したという考え方のほか、体を清める禊ぎの風習ゆずの香りによる邪気払い、また、長い年月のかかるゆずの成長になぞらえて「長年の苦労が実る」という願いが込められているという説もあります。

いろいろな説あれど、底冷えするような寒い冬至の日に、芯から体を温めリラックス効果のある香りを楽しめるゆず湯は理にかなった風習と言えそうですね。(※2)

ゆず湯の正しい楽しみ方

あらためて、ゆず湯とはどのように楽しむのが正解なのでしょうか。個数はどのくらい入れるものなのか、どのような形で入れるべきなのか、ゆず湯の楽しみ方を解説します。

個数:一般的な家庭のバスタブであれば1〜2個
入れ方:皮を剥いたりカットしたりせず、丸ごとそのまま入れる


香りや成分をより強く出すために、皮をカットした方が良いのかも?と考えてしまいそうですが、手を加えるのはNG。刺激が強すぎてトラブルの原因になる可能性があるため、ゆずはそのまま浮かべるのが正解ですよ。

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