ライター : kachi

食生活アドバイザー / 調理師

冬至に避けるべきことは?記事のまとめ

  1. 冬至は一年でもっとも夜が長く、「陰」の影響が強いとされる日
  2. 「大掃除」「ネガティブな言動」「体を冷やすおこない」「新しいこと」「夜更かし」は避けるのがベター

冬至とは「1年で一番夜が長い日」

冬至とは、季節を表す二十四節気のひとつ。北半球では、1年でもっとも太陽が出ている時間が短い日=もっとも夜が長い日、とされています。

古代中国を起源に日本に伝わった冬至には、東洋の思想に基づく「陰」と「陽」の考え方があるのだとか。そのため、夜が長く陰の影響が強い冬至には「やってはいけない」とされる避けるべきことがあります

ただし、それは単に古くからの言い伝えというだけではなく、本格的に寒くなるこの時期を健康に過ごすための知恵でもあるんです。

冬至にやってはいけないこと

冬至は別名「一陽来復」という言葉で表現されます。意味は「陰が極まって陽にかえること」つまり、良くないことが続いたあとに好転すること。冬至の日を境に運が上向いていくことを表しているんです。

そんな重要なターニングポイントである冬至には、いくつかの「やってはいけない」とされることがあります。

良い運気を掃き出すとされる「大掃除」

良い運気に切り替わる大事なタイミングの冬至に、大掃除をして幸運を掃き出してしまうのはNG。大掃除は冬至の前に済ませ、新春の準備を整えておくことがベストです。

また大掃除には体力も気力も必要なことから、陰の影響が大きく静かに過ごすべき冬至にはやってはいけないとされています。

運気を逃す「ネガティブな言動」

ケンカや悪口はいつでも良いものではありませんが、特に冬至には避けたいこと。ネガティブな発言や行動は、冬至に強まる陰の気を長引かせてしまいます。

先にご紹介した「一陽来復」のとおり、冬至は幸運が開けていく大事なタイミングです。新しいサイクルの始まりに悪い影響をおよぼさないよう、心穏やかに前向きで過ごしましょう。

体調を崩す「体を冷やすおこない」

体を冷やすことも冬至にはやってはいけないとされています。日が短く寒さが厳しいこの時期、体調管理のうえでも納得の風習ですね。

長時間夜風にさらされるような行動は避け、暖かい服装で過ごしましょう。体を冷やす食べものや飲みものにも注意です。

陰の気が高まるため「新しいこと」はNG

陰の気がもっとも強いとされる冬至は、何かを始めるには向いていない日と考えられています。アクティブに行動を起こすのではなく、長い夜の時間生かしてしっかり1年を振り返るのがおすすめの過ごし方。

考えやアイデアを蓄え、計画を立てるまでにとどめておきましょう。実際に新しいことをスタートさせるのは、陰陽の切り替わる冬至以降がおすすめです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ