コストコで見つけた金沢のソウルフード！「チャンピオンカレー」がおいしすぎる

ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、グルメ旅ライター、お土産コンシュルジュ

行列が絶えない金沢の名店「チャンピオンカレー」

Photo by okamagami

風情ある城下町の町並みが残る石川県金沢市は、自然豊かで魅力あふれる場所。日本有数の観光都市としても有名です。

石川県では昔からカレー人気が非常に高く、タウンページの「カレーハウス」の登録件数が人口10万人あたりで全国最多なのだそう。そんなカレー激戦区で「金沢カレーの元祖」と呼ばれている「チャンピオンカレー」がコストコで買えるということで、筆者もさっそく購入してみました。

「チャンピオンカレー」とは

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「チャンピオンカレー」は、1961年に創業した石川県金沢市に本店を構える老舗カレー店。創業者の田中清兵衛さんが考案したこのカレーは、当初は「タナカカレー」として提供されていました。その後「チャンピオンカレー」と改名され、「金沢カレー」と呼ばれるスタイルの先駆けに。「チャンカレ」の愛称で地元の人々に広く愛されています。

「チャンピオンカレー」の特徴は、ご飯の上にこんもり盛られたキャベツの千切りとトンカツやエビフライなどのトッピング。とにかくボリューミーな見た目が食欲をそそります。加えて創業当時から変わらないスパイスへのこだわりも、同店ならではのもの。スパイスの配合から焙煎時間、温度に至るまで、風味を逃さないレシピで作られています。

お店ではステンレス製の皿に盛り付けられ、先割れスプーンで食べるのが伝統的なスタイルだそうですよ。

「チャンピオンカレー」の価格やコスパは？

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コストコで販売されている「チャンピオンカレー」は1袋540gが3つセットで、1,658円（税込）です。1つで約3人前できる大容量パックで、レトロな雰囲気が漂うパッケージが目をひきます。ちなみにこの黄色のキャラクターは2022年にデザインがリニューアルされた2代目で、名前はまだないそうです。

このチルドタイプの「チャンピオンカレー」は一般のスーパー等では取り扱いがなく、購入できるのは各地のレストラン、オンラインショップとコストコのみ。コストコで販売されているのは赤いパッケージの中辛タイプで、甘口の販売はありません。

オンラインショップでは1パックあたり702円（税込）＋送料で販売されており、コストコでは1つ552円程度で購入できる計算になるので、とってもお得に本場チャンピオンカレーが楽しめますよ♪

レトルトではなく、チルドパックで販売されている理由

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インスタントカレーといえばレトルトが主流ですが、今回紹介する「チャンピオンカレー」は冷蔵が必要なチルド商品です。もともとコストコではレトルトの「チャンピオンカレー」も販売しており、別添でオリジナル辛味スパイスがついているのが特徴でした。

これは、レトルトカレーの製造途中には高温加熱による殺菌作業があり、この工程によって「チャンピオンカレー」の要であるスパイスの風味が損なわれてしまうため。スパイスをふりかけて好みの辛さにできることや、常温保存できるというメリットもありますが、チャンピオンカレーはよりお店の味に近いものにすべく開発に力をいれたそうです。

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お店の味をそのまま提供したいと考えたチャンピオンカレーは、チルドパックを考案。温めるだけでお店と同じクオリティのカレーが食べられる「チャンピオンカレー」が誕生しました。

チルド商品は冷蔵庫での保管がマストで賞味期限が短いイメージがありますが、「チャンピオンカレー」はなんと約120日間も保存可能！お店で食べるおいしさを追求した、こだわりのひと品です。

気になる味は？普通のカレーと何が違う？

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温めるだけで本格的なカレーができあがる、簡単お手軽な「チャンピオンカレー」。しっかりと煮詰められたカレールーは濃厚で深いコクがあり、ご飯が進む味です。加熱する際は、袋から鍋に移して弱火でじっくりあたためるのがポイント。焦げないよう、ゆっくりと混ぜながら加熱してくださいね。

ひと口食べると、辛すぎない絶妙なバランスのスパイスが口の中に広がります。キャベツの千切りとトンカツをトッピングして本場のチャンピオンカレーを真似るもよし、シンプルなカレーライスとして食べてもよし。温めるだけで部屋中に広がるスパイスの香りが、本当にお店に訪れたような幸福感をももたらします。