ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

監修者 : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、食生活アドバイザー2級、グルメライター

離乳食のおかゆの進め方

おかゆの種類与える量の目安回数
初期(生後5~6か月)10倍がゆ大さじ1~2
(※様子を見ながら、徐々に50gまで増やす)
一日1回
中期(生後7~8か月)7倍がゆ~5倍がゆ7倍がゆ50g
(5倍がゆの場合は80g)
一日2回
後期(生後9~11か月)5倍がゆ~軟飯5倍がゆ90g
(軟飯の場合は80g)
一日3回
完了期(生後12~18か月)軟飯~ごはん80g一日3回
(※1,2,3,4)
離乳食で与えるおかゆは、初期では10倍がゆを一日1回与えます。量の目安としては大さじ1~2ですが、最初はひとさじから始めて食べることに慣れていくようにしましょう。

中期では一日2回、7倍がゆ50gから始めて5倍がゆを80gまで進めます。後期では一日3回の食事になり、5倍がゆを90gから始めて軟飯80gまで進めていきますよ。

完了期になると軟飯からごはんが食べられるようになり、1回の量の目安は80gです。おかゆの種類や量はあくまで目安です。赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。

レンジで簡単!離乳食のおかゆの作り方

おかゆは鍋や炊飯器でも作れますが、 レンジなら1食分ずつ作ることができますよ。また、料理初心者でも簡単に作れるのがうれしいポイント。時間がないときでも、レンジのボタンを押すだけでできるので、忙しいときやはたらくママにもおすすめの作り方ですよ。

【初期】10倍がゆ(つぶしがゆ)

Photo by 長曽我部 真未

材料(作りやすい分量)

  1. ご飯……大さじ2杯
  2. 水……大さじ5杯
  3. ※電子レンジでご飯から10倍粥を作る場合、ご飯と水の割合は1:2.5です

作り方

  1. ご飯と水を深みのある耐熱皿に入れ軽くほぐしたら、ラップをふんわりとかけて電子レンジ500wで3〜5分加熱する
  2. レンジから取り出し、ラップをかけたまま10分ほど蒸らす
  3. ブレンダーでなめらかになるまですり潰す。ブレンダーがない場合は、裏ごし器で裏ごしする
ポイント:
・つぶし粥に慣れてきたら、潰さない状態での10倍粥を徐々に与えていくとよいでしょう。

・赤ちゃんは味よりも感触の好き嫌いがある場合が多く、つぶし粥のほうが食べず何もしない状態のほうが食べるという赤ちゃんもいます。赤ちゃんがお粥を食べないと感じたら、食感を変えてみるのもおすすめです。

・ご飯の状態によって、やわらかさが変わります。固さがあると感じたらお湯を足してのばしましょう。

【中期】7倍がゆ

材料(作りやすい分量)

  1. ご飯……大さじ2杯
  2. 水……大さじ4杯
  3. ※電子レンジでご飯から7倍粥を作る場合、ご飯と水の割合は1:2です

作り方

  1. ご飯と水を深みのある耐熱皿に入れ軽くほぐしたら、ラップをふんわりとかけて電子レンジ500wで3〜5分加熱する
  2. レンジから取り出し、ラップをかけたまま10分ほど蒸らす

【後期】5倍がゆ

材料(作りやすい分量)

  1. ご飯……大さじ2杯
  2. 水……大さじ3杯
  3. ※電子レンジでご飯から5倍粥を作る場合、ご飯と水の割合は2:3です

作り方

  1. ご飯と水を深みのある耐熱皿に入れ軽くほぐしたら、ラップをふんわりとかけて電子レンジ500wで3〜5分加熱する
  2. レンジから取り出し、ラップをかけたまま10分ほど蒸らす

【完了期】軟飯

材料(作りやすい分量)

  1. ご飯……大さじ2杯
  2. 水……大さじ2杯
  3. ※電子レンジでご飯から軟飯を作る場合、ご飯と水の割合は1:1です

作り方

  1. ご飯と水を深みのある耐熱皿に入れ軽くほぐしたら、ラップをふんわりとかけて電子レンジ500wで3〜5分加熱する
  2. レンジから取り出し、ラップをかけたまま10分ほど蒸らす
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