【Q&A】おかゆをつぶさないで与えられるのはいつから?

A:離乳食中期ごろの赤ちゃんの食べる様子をしっかり観察すると、口角が同時に広がるように動いているのがわかります。この動きは、舌の動きが前後だけでなく上下にも動かせるようになったというサインです。舌と上あごで食べ物をすりつぶせるようになるため、おかゆをつぶさずに与えられるようになりますよ。

なお、味覚が完全に発達していない赤ちゃんは「食感」で好き嫌いを判断する場合があり、おかゆをすりつぶしたほうが食べ進むことも。すり潰したおかゆを好むようであれば、月齢を気にする必要はありません。(※4,5)

【Q&A】離乳食のおかゆは冷凍してもよい?

A:離乳食のおかゆは1回に食べる量が少ないため、一度にたくさん作って1食分ずつ小分けにして冷凍するのがおすすめです。

冷凍したものはしっかり加熱して与えるようにしましょう。加熱の際は吹きこぼれやすいので、気を付けてくださいね。また、1週間程度で食べきるようにこころがけましょう。(※1)

【Q&A】おかゆを赤ちゃんが食べないときはどうすればいい?

A:おかゆを嫌がるようなら、無理して与えなくても大丈夫です。

赤ちゃんが受け入れられる食材を中心に与えるようにしましょう。小麦にアレルギーがないことが確認できれば、パンやうどんを主食に進めていっても良いですよ。

おかゆは塩分が入っていないことから、離乳食の時期にはおすすめです。しかし、おかゆの食感が嫌いな子やそのときの気分で食べたくないと主張する子もいます。この子はおかゆが嫌いと決めつけてしまうのではなく、何度かチャレンジしてみてくださいね。(※6)

離乳食のおかゆのアレンジレシピ3選

1. 離乳食初期に。バターナッツかぼちゃ粥

Photo by 長曽我部 真未

材料(作りやすい分量)

  1. 10倍粥……約大さじ1杯(赤ちゃんの進み具合に合わせた量)
  2. バターナッツかぼちゃペースト……約小さじ1杯

作り方

  1. バターナッツかぼちゃを適当な大きさに切り、やわらかくなるまでゆでる
  2. 皮を取り除いたらブレンダーでなめらかにすり潰す(ブレンダーがない場合は、裏ごし器で裏ごしする)。粘りが強すぎる場合はお湯を少しずつ加えて、ヨーグルトほどのやわらかさにする
  3. 10倍粥の上にバターナッツペーストをのせる
ポイント:
・バターナッツかぼちゃはかぼちゃで代用可能です。

・バターナッツかぼちゃは皮が剥きやすいうえに繊維質が少ないので、かぼちゃよりも離乳食に向いています。甘みが強く、なめらかな食感なので赤ちゃんが好んで食べやすいです。

・ハーフバースデーの時期には、おかゆにバターナッツかぼちゃペーストで文字を書くのもおすすめです。繊維質が少ないので、市販のチョコペンの容器に入れてプレートに文字を書くのにも適しています。

2. 離乳食中期に。磯辺がゆ

Photo by 長曽我部 真未

材料(作りやすい分量)

  1. 7倍がゆ……約50g(赤ちゃんの進み具合に合わせた量)
  2. 青のり……ひとつまみ
  3. かつお節……ひとつまみ
  4. ※かつお節は塩分が多く含まれているので少量にとどめましょう

作り方

  1. 7倍がゆを作る
  2. 7倍がゆの上に青のりと鰹節をかける

3. 離乳食後期に。きなこカレー

Photo by 長曽我部 真未

材料(作りやすい分量)

  1. 5倍粥……約90g(赤ちゃんの進み具合に合わせた量)
  2. 柔らかくゆでた、にんじんやじゃがいもなどの野菜……約30g(赤ちゃんの進み具合に合わせた食材や量)
  3. 上記の野菜のゆで汁……大さじ3杯
  4. A:かぼちゃペースト……大さじ1杯
  5. A:きなこ……小さじ1杯
  6. A:ケチャップ……小さじ1/2杯

作り方

  1. 5倍粥を作る
  2. 大人のカレーを作る際にルーを入れる前の状態で、にんじんやじゃがいもなどお好みの野菜を柔らかく煮る
  3. (2)の野菜を適量取り分け、食べやすい大きさに切る
  4. (2)のゆで汁を大さじ3取り分け、Aの材料を全て合わせてルーを作る
  5. (1)(3)(4)をかける
ポイント:
肉が苦手な子どもでもたんぱく質を摂取できる、カレー風メニューです。
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