ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

お土産としても人気!石川県のご当地お菓子「ビーバー」とは?

Photo by muccinpurin

石川県民なら知らない人はいない「ビーバー」。県外の人からも「おいしい」「お土産にすると喜ばれる」と人気のお菓子です。

1970年に石川県金沢市にある北陸製菓株式会社で生まれ、北陸を中心に長く愛されるビーバー。代々引き継れる秘伝のレシピと製法に則って作られたビーバーは、サクサク軽い口当たりとやさしい塩味が特徴ですよ。

「ビーバー」の名前の由来は?

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「お菓子なのにビーバー?」と、そのユニークな名前が気になる方も多いと思いますが、それもそのはず。

1970年に大阪で開催された大阪万博カナダ館に展示された、ビーバー人形の歯とおかきの形が似ていることからネーミングされました。大阪万博とビーバーが生まれたのはどちらも1970年なので、同じ年。発売以来53年、長きに渡り愛されています。

2018年6月には全国のスーパーでプレーン味の販売を開始し、日本全国にファンを増やしていきました。

パッケージにもビーバーのかわいらしいイラストが描かれていますよ。

原材料には北陸産のもち米を使用

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原材料は、もち米(北陸産)、植物油脂、昆布(日高昆布)、食塩(鳴門の焼塩)、調味料など。北陸産のもち米を使っているあたり、石川県地元愛が感じられますね。

軽い食感と飽きのこない塩味

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長さ3cm、幅1.5cm程度のビーバーはまさに、ビーバーの歯そのもの。揚げる際に生じる中央の亀裂も、どことなくビーバーの歯っぽく見えてきませんか?

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サクサクと軽やかな食感に、やさしい塩味。昆布の旨味も相まって、サクサクカリカリ手が止まりません。

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黒く見えるのは細く刻んだ日高昆布。噛めば噛むほど口一杯に昆布の旨味が広がり、塩だけでないやみつき感を演出しています。塩気も強すぎず、むしろやや控えめ。だからこそひとつまたひとつと食べたくなります。

食感も軽く固すぎず油っぽさも気にならないレベルなので、子どものおやつにもぴったり。もちろんビールのお供にも、いい仕事をしてくれそうです。

おすすめのフレーバーはほかにも!

ビーバーにはほかにも、「白えびビーバー」や「のどぐろビーバー」など、さまざまなフレーバーが存在します。なかでも手に入りやすい2種をピックアップしてみましたよ。

石川県のご当地お菓子「ビーバー」を味わってみて!

ほんのりやさしい塩味と、昆布のうまみがぎゅっと詰まった、石川県のご当地お菓子「ビーバー」。サクサクと軽くクセのない味わいは夏にぴったり。カレー味やすいか味などかわりだねも含めれば、無限に楽しめること間違いなし。この機会にぜひ味わってみてくださいね。
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