ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

大注目の中東スイーツ「バクラバ」がローソンに上陸!

Photo by muccinpurin

2023年3月28日(火)、ローソンから新作スイーツ「バクラバ風くるみパイ」が発売されました。SNSには「おいしすぎて昇天」「なかなか安くておいしい」と好評の様子。

2023年のヒットスイーツとして名前が挙げられていバクラバにいち早く注目したローソン。本場のバクラバと比べて味がどうなのかレビューします。

バクラヴァ(バクラバ)とは?

バクラヴァ(バクラバ)とは、ピスタチオやくるみなどのナッツをたっぷりと使ったトルコの伝統菓子。薄いパイ生地を何層にも折り重ね、刻んだピスタチオやくるみを挟んで焼き上げます。焼きあがったパイにシロップをたっぷり染み込ませることで、噛んだ時にじゅわっと甘くジューシーなシロップが染み出す、背徳感たっぷりなスイーツです。
詳しくはこちら▼

新作「バクラバ風くるみパイ」

Photo by muccinpurin

原材料は、シロップ、小麦粉、バター、マーガリン、糖類、くるみ、アーモンド、卵など。

バクラヴァと表記されることが多いようですが、ローソンは「バクラバ風くるみパイ」という表記になっています。

Photo by muccinpurin

バクラバにも種類がいくつかあり、ピスタチオの生産が盛んなトルコではピスタチオバージョンをよく見かけるのだそう。

とはいえピスタチオは高級品なので、ローソンのバクラバはピスタチオ同様本場でも人気が高い、くるみを使ったものになっています。

ナッツが香ばしい、本場の味!

Photo by muccinpurin

幾層にも重ねられたパイは極薄。なかにはくるみを細かく砕いたフィリングがぎっしりと詰まっており、表面には刻んだアーモンドがたっぷりと散りばめられ、香ばしい焼き色が食欲を誘います。

バターとマーガリンのほんのりミルキーな香りと共に、シロップの甘い香りも。

かなり甘みの強い本格的な仕上がり

Photo by muccinpurin

バクラバの特徴は香ばしいナッツとシロップがたっぷりと薄いパイ生地にありますが、パイの薄さは本場のものと比べるとやや厚め。筆者が東京に上陸したばかりの専門店で食べたものはもう少しパイが薄く、はらりはらりとした食感でした。とはいえ通常のパイよりもやや薄く感じられ、ぎゅっと旨味が詰まっています。

くるみとアーモンドのに種類を使うことで、風味も食感も2倍楽しめます。表面のナッツは香ばしく、中にサンドされたナッツはしっとり濃厚。パイにはたっぷりのシロップが染み込ませてあり、こちらも本格派。全体的にかなり甘いのでその点でも本場にかなり近く、同サイズでピスタチオバージョンだと1個400円程度はするので、1個200円というコンビニプライスも魅力的です。

マニアによると「パフラヴァ」に似ている?

SNSを覗いてみると、アラビアンスイーツに詳しい人たちからは「パフラヴァと激似」「バクラヴァよりはパフラヴァ寄り」との意見も。中央アジアで親しまれるお菓子「パフラヴァ」は、バクラヴァよりも、より厚い生地で少ない層とたっぷりのナッツの層で作られるのが特徴だそう。

特徴

  1. 2023年大注目のヒットスイーツ!
  2. くるみとナッツで香ばしさ2倍
  3. 200円というコンビニプライスで買える
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ