橘・桜

雛人形には樹木を模した道具がセットになっています。不老長寿の願いがこめられているという橘(たちばな)は向かって左側、桜を右側に並べます。桜の代わりに桃を飾ることもありますよ。

また、紅梅と白梅の組み合わせも多いです。その場合は向かって左側に白梅、右側に紅梅を飾ります。

ぼんぼり

ぼんぼりは、橘・桜のうしろにひとつずつ並べます。スペースによっては、内裏雛のうしろに並べても良いでしょう。

菱台

菱台は菱餅をのせる台です。内裏雛の前にひとつずつ並べてください。

三方

三方(さんぽう)は盃をのせる台です。3つの方向に穴が開いているのが名前の由来です。三方には瓶子(へいし)と呼ばれる酒器をのせ、桃の花を挿して内裏雛の間に並べましょう。

段飾りの並べ方(3段、5段、7段)

段飾りは、貴族の結婚式を表しているといわれています。高貴な人のお祝いにならい、お世話をする人々や護衛をする人のほかに婚礼道具などを飾るのが一般的。

7段が基本ですが、近年は住環境にあわせた3段や5段のものも主流になっています。ここでは、基本となる7段飾りの並べ方を各段ごとに解説します。

1段目

1段目には婚礼の主役である内裏雛を飾ります。屏風とぼんぼり、三方は親王飾りと同じように並べてください。
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