1位 数の子(38票)

Photo by 黒い器に盛られた数の子

苦手なおせちの1位になったのは「数の子」でした。ニシンの卵を塩漬けにしたもので、浸し豆や松前漬けなど、さまざまなおせちに使われる数の子。一年のうちでも一時期しか出回らないため、年末年始の風物詩的な存在です。

苦手な人が多い一方、コリコリ、シャキシャキとした歯応えがクセになるなど、好き嫌いが大きく分かれるのも頷けます。

6位~10位のランキング結果

ここからは6〜10位のランキングを見ていきましょう。

6位 なます(22票)

Photo by macaroni

大根とにんじんを酢漬けにした「なます」。おせちを彩る紅白は、平安や平和を願う心が込められています。

また、にんじんと大根が細く切られているのは、紅白の水引きをかたどっているという説も。醤油やみりんなどの甘辛い味付けが多いおせちの中でも、さっぱりとした口直し的な存在です。

7位 栗きんとん(20票)

Photo by macaroni

さつまいもを砂糖やみりんで艶よく炊き、甘露煮の栗を合わせた栗きんとん。漢字だと「栗金団」「栗金飩」と表すこともあり、金の団子や金の布団を意味します。

さつまいもや栗の鮮やかな黄色を黄金に見立て、財産や富、金運をを得る縁起物とされ、勝負運や金運向上の願いが込められており、積極的に食べておきたいひと品です。

8位 伊達巻(19票)

Photo by macaroni

魚のすり身に卵や調味料を混ぜ、厚焼きにして巻いた伊達巻。鬼すと呼ばれる特殊なすのこで巻くことで、表面がボコボコとした形に巻き上がります。

伊達巻と呼ばれるようになった理由は諸説ありますが、派手好きな伊達政宗が好んで食べていた和装小物の伊達巻に似ていたことから付けられたという説も。

9位 えび(18票)

Photo by macaroni

艶煮や焼きなど、さまざまな調理法でおせちに登場する海老。お頭付きがめでたいとされ、海老のように長い髭を生やし、腰が曲がるまで長生きできるようにという長寿への願いが込められています。

また、海老の赤は魔除けの色であること、火を通すと紅白の模様が浮き出ることからも祝いの場にふさわしい食材とされています。
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