1位 ティラミス(130票)

Photo by macaroni

日本では定番化したティラミスが堂々の1位に!みなさんご存知のとおり、コーヒーをしみ込ませたビスケットやスポンジケーキに、マスカルポーネチーズのクリームとココアパウダーを重ねたスイーツです。

1960年代に北イタリアで誕生し、日本には1990年頃に上陸。あまりのセンセーショナルぶりに、当時社会現象となるほどの大ブームが起きました。

なおティラミスは、イタリア語で「tira(引っ張って)」「mi(私)」「su(上へ)」を組み合わせた言葉。直訳すると「私を引っ張り上げて」という意味になり、意訳すると「私を元気づけて」となりますよ。

6〜10位のランキング結果

ここからは、6位から10位にランクインしたイタリアスイーツを紹介します。

6位 パンナコッタ(49票)

Photo by macaroni

パンナコッタの「パンナ」はイタリア語で「生クリーム」、「コッタ」は「煮た」という意味を表します。温めた生クリームに砂糖と牛乳を加え、ゼラチンで冷やし固めたスイーツのこと。

北イタリアのピエモンテ州ランゲ地方発祥の家庭菓子で、20世紀初頭にハンガリー出身のバレリーナが、恋人のために作ったのが誕生のきっかけと言われていますよ。

フランス発祥の「ブラマンジェ」によく似ていますが、こちらは牛乳にアーモンドを加えて風味をつけ、ゼラチンでゆるめに冷やし固めたものを指します。

7位 マリトッツォ(45票)

Photo by macaroni

近年日本でも一大ブームを巻き起こした「マリトッツォ」。もともとはローマ発祥の伝統スイーツで、ブリオッシュオッシュのようなやわらかい食感のパンに、生クリームをたっぷりと挟んだものを指します。

名の由来は諸説ありますが、イタリア語の「マリート(夫)」からきているという説が有力。古代ローマでは男性が婚約者にこのお菓子を贈る習慣があり、受け取った女性は相手を「マリート」の俗称である「マリトッツォ」と呼んだことに起因すると言われていますよ。

8位 ジャンドゥーヤ(43票)

ジャンドゥーヤとは、ナッツ類をすりつぶしてペースト状にし、チョコレートを混ぜ合わせたものを表します。単体でも食べますし、ボンボンショコラの中身に使われることもありますよ。口に広がるナッツの贅沢な味わいが魅力です。

ちなみにジャンドゥーヤの生みの親は、イタリアの有名チョコレートメーカー「カファレル」。名の由来は、18世紀のイタリア・ピエモンテ州の自由独立運動を描いた歌劇「コンメディア・デッラルテ」の主人公の名「ジャンドゥーヤ」にあると言われています。

同率9位 マチェドニア(31票)

Photo by macaroni

「マチェドニア」は、数種類のフルーツをシロップやリキュールなどでマリネしたフルーツポンチのような食べ物です。さまざまなフルーツが入っている様子を、多種多様な民族が暮らす古代マケドニア王国になぞらえて、その名がついたと言われています。

イタリアのデザートとして有名ですが、フランスやスペイン、ラテンアメリカなどでも定番。使用するフルーツに決まりはなく、アイスクリームやヨーグルトをかけて食べるのも人気です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ