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お正月に鏡餅を飾る理由
鏡餅の由来
鏡餅がお正月に飾られるようになったのは、平安時代という説があります。当時の宮中行事では、新年の健康と良運、さらなる長寿を願い鏡餅を供えたと“源氏物語”に記されています。
また、古くから日本各地では元旦に各家庭に幸せをもたらすために「年神さま」や「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる神さまがやってくると信じられていました。鏡餅は、神さまをお迎えしてお祝いする意味を込めてそれぞれの家で飾られるようになりました。(※1,2,3)
また、古くから日本各地では元旦に各家庭に幸せをもたらすために「年神さま」や「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる神さまがやってくると信じられていました。鏡餅は、神さまをお迎えしてお祝いする意味を込めてそれぞれの家で飾られるようになりました。(※1,2,3)
鏡餅の形の意味とは?
丸い餅をふたつ重ねる鏡餅の形は、元禄年間に誕生したという説があります。丸形になったのは、弥生や古墳時代に使われていた銅鏡(どうきょう)に似ているからとされています。古来から、鏡には神さまが宿ると考えられていたのが理由。
また、丸い形は家庭円満を表し、おめでたいことが重なるようにとの意味も込められているそう。(※1)
また、丸い形は家庭円満を表し、おめでたいことが重なるようにとの意味も込められているそう。(※1)
鏡餅のお飾りの意味とは?
鏡餅の上に飾られることの多いみかん。実は、本来は「橙(だいだい)」という柑橘を飾るのが正式とされています。橙はひとつの木に何代も実がなることから、長寿や子孫繁栄を願う縁起ものなんですよ。同じく上に飾られる扇には、末広がりの願いが込められています。現在は橙が手に入りにくいことから、みかんで代用する家庭がほとんどです。
また、鏡餅の前方に垂らす「御幣(ごへい)」の赤色には魔除けの意味があり、四方に広げて飾ることで繁盛を願うとされています。
また、鏡餅の前方に垂らす「御幣(ごへい)」の赤色には魔除けの意味があり、四方に広げて飾ることで繁盛を願うとされています。
鏡餅を飾る期間と飾り方
鏡餅を飾り始めるのは、「正月こと始め」である12月13日以降であればいつでも構いません。12月13日は「鬼宿日(きしゅくにち)」とも呼ばれ、婚礼以外のすべてのことを始めるのによいとされている日です。
ただし、飾るのを避けたほうがよい日も。29日は「二重苦」を連想することから、31日は「一夜飾り」と呼ばれることから、それぞれふさわしくないとされています。
なお、鏡餅は1月11日の鏡開きにさげるのが一般的。ただし、松の内が15日の地域では、鏡開きを15日や20日におこなったり、京都では1月4日におこなったりと地域によって異なります。(※1,5)
ただし、飾るのを避けたほうがよい日も。29日は「二重苦」を連想することから、31日は「一夜飾り」と呼ばれることから、それぞれふさわしくないとされています。
なお、鏡餅は1月11日の鏡開きにさげるのが一般的。ただし、松の内が15日の地域では、鏡開きを15日や20日におこなったり、京都では1月4日におこなったりと地域によって異なります。(※1,5)
鏡餅の飾り方
鏡餅は、「三方(さんぽう)」と呼ばれる台にのせて飾ります。和紙の四方を紅色に縁取った「四方紅(しほうべに)」や紅白の「御幣(ごへい)」を飾ったり、昆布や干しするめをのせたりと地域によって飾り方が異なるのが特徴。鏡餅の上には、橙または橙に見立てたみかんを飾るのが一般的です。(※4)
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