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日本のインドカレーのルーツ「新宿中村屋」に聞いた、おいしく作るコツと誕生秘話
日本人に親しみのあるカレーは、カレー粉と小麦粉を使った、とろみの強いタイプですよね。一方、本場インドではさまざまなスパイスを使い、さらりとした口当たりのカレーが一般的。
そんなインドカレーを日本ではじめて提供したのが、「新宿中村屋」なのです。
そんなインドカレーを日本ではじめて提供したのが、「新宿中村屋」なのです。
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これがメイドインジャパンの元祖インドカリー!
明治時代にパン屋として創業した中村屋。時代とともに、洋菓子、中華まんじゅうなど、さまざまなメニューを提供してきました。
そんな中村屋を代表するメニューといえば、「中村屋純印度式カリー」(税込1,760円)。
テーブルに運ばれてくると、あたりがカリーのいい香りに包まれます。まるで食欲を刺激してくれるアロマのよう。銀のグレイビーボートに入っているカリーが、高級感を漂わせます。
テーブルに運ばれてくると、あたりがカリーのいい香りに包まれます。まるで食欲を刺激してくれるアロマのよう。銀のグレイビーボートに入っているカリーが、高級感を漂わせます。
中にはゴロっと大きな骨付き肉とジャガイモがたっぷり。お肉はすべての部位を煮込んでいるので、どこの部位が入っているかはお楽しみです。
ご飯にソースをたっぷりのせて、アグレッツィ(きゅうりのロシア漬け)、らっきょう、マンゴーチャツネ、粉チーズなど6種類の薬味をお好みでかけていただきます。
ご飯にソースをたっぷりのせて、アグレッツィ(きゅうりのロシア漬け)、らっきょう、マンゴーチャツネ、粉チーズなど6種類の薬味をお好みでかけていただきます。
タマネギの濃厚な甘み、バターのコク、香り高いスパイスで、どこまでも奥深い味わい。一般的なインドカリーよりとろみがあるのはタマネギのおかげで、なめらかなルーのなかにほどよい粒感があります。
スパイスカリーでありながら、日本人も食べやすいおいしさです。
スパイスカリーでありながら、日本人も食べやすいおいしさです。
料理長直伝!「純印度式インドカリー」の作り方とおいしく作るコツ
そんな中村屋のインドカリー、家庭で再現できたら嬉しいですよね。この門外不出ともいえる材料とレシピ、なんと中村屋のウェブサイトで丁寧な動画とあわせて公開されています。なんて太っ腹!
このレシピを元に、よりおいしく作るためのコツを、料理長の石崎さんに聞きました。
このレシピを元に、よりおいしく作るためのコツを、料理長の石崎さんに聞きました。
「カリーはスパイス料理なので、スパイスが活かされる作り方が大切。基本の作り方は以下の通りです。
油、バターにスパイスを入れて香りを付けてから、タマネギをあめ色になるまで炒めます。鶏肉や野菜などの食材を入れて、さらに中間のスパイスを加え、素材にスパイスの香りや辛味付けをします。
煮込んだあと、最後にまたスパイスを入れて香り付けをして仕上げます」
油、バターにスパイスを入れて香りを付けてから、タマネギをあめ色になるまで炒めます。鶏肉や野菜などの食材を入れて、さらに中間のスパイスを加え、素材にスパイスの香りや辛味付けをします。
煮込んだあと、最後にまたスパイスを入れて香り付けをして仕上げます」
ここがポイント!インドカリーをおいしく作るコツ
1. 材料は、あらかじめ分量を計って準備しておく
「当たり前のことですが、使う材料の分量を計って、すぐに使えるようにしておくこと。途中で分量を計ったり、切ったりしていると、手際が悪くなります。おいしいカリーを作るためには欠かせないポイントです」
2. 粗めに切ったタマネギをじっくり炒める
「味の決め手の半分以上を占めるのが、タマネギ。粗めにカットして、中火くらいでじっくり炒めるのが甘みを出すコツです。
早く火を通そうと細かいみじん切りにしたり、逆に焦がしたくないからと弱火で炒めたりしがちなのですが、細かすぎると甘みがうまく出ず、火加減が弱すぎるとタマネギの水分が飛ばずに水っぽくなってしまうんです」
早く火を通そうと細かいみじん切りにしたり、逆に焦がしたくないからと弱火で炒めたりしがちなのですが、細かすぎると甘みがうまく出ず、火加減が弱すぎるとタマネギの水分が飛ばずに水っぽくなってしまうんです」
3. 骨付きの鶏肉を使う
「ご家庭であまり骨付き肉は使わないかもしれませんが、このカリーではぜひ使ってください。骨からダシがしっかり出て、本格的な味になります。タマネギの甘みと骨付き肉の旨味が、中村屋のカリーらしさのポイントなんです」
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