ライター : macaroni 編集部

パンマニア 片山智香子さんがおすすめ!東京カレーパン7選

Photo by akiyon

老若男女問わず、長く愛され続けている「カレーパン」。その人気はとどまることを知らず、今や個性的なアレンジを施した“NEOカレーパン”を売り出す専門店も続々と誕生しています。高級食パンに次ぐ、新たなブームの到来と注目されるほど……。

「じゃあ、どれが本当においしいの?」という声に応えるべく、数々のメディアでパンの魅力を発信しているマニア片山さんに、東京で特におすすめしたい7品を教えてもらいました。

Photo by 片山智香子

片山智香子 “旅するパンマニア”として、日本はもちろん世界のパンを食べ歩く。今まで食べてきた1万個以上のパンのうち、カレーパンだけで5,000個ほどを誇る。業界誌『製菓製パン』での連載をはじめ、百貨店のパン祭り監修、テレビ朝日『マツコ&有吉 かりそめ天国』、『中居正広のニュースな会』には複数回出演するなど、パンの専門家として数多くのメディアに出演
「カレーパンの魅力は、揚げ、焼き、あるいは蒸すなど製法を変えるだけで、食感や味わいが大きく変わるところ。無限の可能性を感じますね。

今回は製法の違いだけでなく、フィリング(具材)にこだわりを感じる7品を厳選しました。

楕円形や丸型の揚げたタイプである『王道』と、それ以外の『変わり種』に分けて紹介します」

※各店舗情報は記事末に掲載

【王道】東京でおすすめしたいカレーパン3選

1. いつでも揚げたて「チキンスパイスカレーパン」(三軒茶屋)

Photo by 片山智香子

330円(税込)
「三軒茶屋の『Boulangerie Shima(ブーランジェリーシマ)』は、地域に密着した素朴なお店です。ハード系やデニッシュなどよりも惣菜パンが多く、亀の形をしたメロンパンやキャラクターパンも人気。

こちらのカレーパンは、なんとすべて注文を受けてから揚げています。いつ行っても揚げたてが楽しめるんです!

店内から見える厨房にはスパイスの瓶がずらりと並び、店主のこだわりを感じます」

Photo by 片山智香子

「カリッと揚げられた薄めの衣が特徴的。ひと口目からカレーの旨味を感じることができます。

カレーはチキン、玉ねぎ、トマトとシンプルな具材ながら、スパイスが10種類ほど。スパイシーさがクセになるおいしさです。食後感が軽いのも嬉しいポイント!」

2. “パンの聖地”の看板メニュー「ツオップオリジナルカレーパン」(東京駅)

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324円(税込)
「2019年7月、カレーパン専門店として東京駅構内『グランスタ東京』地下1階に誕生した『Zopf(ツオップ)』。実はパンマニアの間で、“パンの聖地”と呼ばれるほど人気のあるパン屋の東京進出店なんです。

千葉の松戸にある本店には常時300種類以上のパンがずらり。なかでもカレーパンは、目当ての客も多い看板メニューです」

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「牛肉たっぷりのスパイシーな具材を、もっちりした甘めの生地で包み、粗めのパン粉をつけてじっくりと、香ばしく揚げられたひと品。どこから食べても旨味がじゅわりと広がります。平らで食べやすいのも嬉しいところ。

時間が経ってしまったら、ラップをかけずに電子レンジで20秒ほど、さらにトースターで1分半ほど加熱すれば、おいしくいただけます。焦げそうならアルミホイルをかけてくださいね」

3. 和牛の旨味たっぷり「黒毛和牛オリジナルカレーパン」(浅草)

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350円(税込)
「浅草寺(せんそうじ)の近く、伝法通りにある『豊福(とよふく)』。黒毛和牛のカレーパンで有名なカレーパン専門店です。

カウンター越しに購入するテイクアウトスタイル。近くを流れる隅田川沿いのベンチに座って、スカイツリーを眺めながら食べるのがおすすめです」

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「ザクザクした厚めの生地の中には、黒毛和牛の旨味が詰まったカレーがたっぷり。味に深みがあるのは、オーナーが西麻布のフランス料理店でシェフをやっていたからこそでしょう。

非常に本格的な味わいなので、ご飯にかけて食べてもおいしいに違いありません……!」

【変わり種】東京でおすすめしたいカレーパン4選

4. 行列のできるパン屋「チーズカレー」(白金台)

Photo by 片山智香子

329円(税込)
「高輪にある『BOULANGERIE SEIJI ASAKURA(ブーランジェリー セイジアサクラ)』。赤い外観が目を引く、人気のパン屋です。

パンは、徳島県産のゆずや、レーズン、ホップを使用した自家製酵母を使い分けて製造。フランスで修業されていたシェフこだわりのパンが、所せましと並んでいます」

Photo by 片山智香子

「ぶどう酵母を使った焼きカレーパンです。大きめにカットされた野菜がたっぷり入っており、食感も楽しいひと品。

カレー自体はスパイシーで辛めですが、スイス産グリュイエールチーズのおかげで、まろやかにまとまっています。とにもかくにも、焼きたてのおいしさを体感してみて!」

5. 具材がゴロゴロ「お豆とレンコンのカレーパン」(西日暮里)

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259円(税込)
「西日暮里にある『BOULANGERIE ianak!(ブーランジェリー・イアナック)』。ユニークな店名は、人気ベーカリー『メゾンカイザー』出身のオーナーシェフ 金井さんの名に由来しているんですよ(Kanaiを逆から読んでみて)。

入る前から元気になれる、オレンジ色の外観が目印。下町風情のある谷根千エリア近くということもあり、惣菜系のパンが多くラインアップしています。

レンコン好きな私としても、絶対に外せないひと品。豆&根菜で罪悪感が少ないのも嬉しいです」

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「人気No.1の『お豆とレンコンのカレーパン』は、女性スタッフのアイデアから生まれたひと品。

ウコンが練りこまれた黄色い生地をひと口食べると、スパイスの複雑な風味がじわじわ広がってきます。焼きカレーパンなので、しつこくないのも嬉しいポイント。

ダイス状にカットされたレンコンの食感とお豆の存在感が印象的です。クセになるおいしさを味わってみてください」
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