ライター : 満畑ペチカ

調理師ライター

チャーハンの素が人気!でも、冷凍チャーハンが便利?

Photo by 満畑ペチカ

業務スーパーで販売されている、「チャーハンの素」をご存じですか?テレビの特集で紹介され、おいしくて万能、簡単で便利と話題になっているんですよ。

しかし業務スーパーといえば、思い浮かぶのが冷凍食品。当然ながら、冷凍チャーハンも販売されています。「チャーハンの素がおいしいのはわかるけど、冷凍なら温めるだけだし、手間もかからず楽なんじゃないの……?」と思いますよね。

そんな疑問を解決すべく、本記事では業務スーパーで購入できる「チャーハンの素」と「冷凍チャーハン」両方を実食レビューします!調理師免許持ちの現役主婦が、総合的に評価してどちらがおすすめかご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

まずは「チャーハンの素」から実食!

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178円(税別)
まずご紹介するのは「チャーハンの素」。メディアでも紹介され、話題になっている商品です。パッケージは少し大きめの瓶で、鮭フレークやふりかけなどと同じ常温コーナーで販売されていました。

内容量は150g。1食あたりの使用量は15gなので、約10食分のチャーハンが作れます。開封前は常温で保管できますが、開封後は要冷蔵です。瓶に開封日を記入できるので、使い切る期間の目安になりますよ。

そのまま食べると、当然ながらかなりしょっぱいです。しかし、フライドオニオンが入っていて、とても香ばしい風味を感じました。原材料に中華調味料の「辣醤」がありますが、辛味はほぼありません。最後にほんのり黒胡椒に似た辛さを感じる程度です。

3分ほどであっという間に完成!

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ではさっそく、チャーハンの素を使って炒飯を作っていきます!パッケージに記載されている材料と作り方は、以下のとおりです。

【材料】
・油……大さじ1杯
・チャーハンの素……15g
・溶き卵……1個分
・ご飯……200g

【作り方】
1. フライパンを中火にかけ、油を入れて熱する
2. チャーハンの素を加えて炒める
3. 溶いた卵とご飯を加え、3分ほど炒め合わせる

油に具を入れて、シュワシュワとまわりが泡立ち始めてから、溶いた卵とご飯を加えます。木べらなどを使って切るように混ぜると、ご飯がほぐれて炒めやすくなりますよ。

水分の多い具や調味料が加わらないため、べちゃっとならず、全体を炒め合わせるのも簡単です。パラパラ感を強めたい場合は、ご飯の粗熱を取っておくとよいかもしれませんね。

しっかり味で、オニオンの香ばしさが食欲をそそる

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できあがりの見た目は、シンプルな炒飯といった感じ。お好みでミックスベジタブルやネギを足すと、彩りがきれいになりそうです。

肝心の味ですが、まず「思ったよりしっかり味がする!」というのが素直な感想でした。「規定量だと味が薄い」という口コミをいくつか見かけたので、少しできあがりが心配でしたが、十分な味がついています。

そのほかに特徴的だったのは、香ばしい風味。フライドオニオンのおかげで、さっと炒めただけなのに、中華鍋で炒めたような香ばしさを感じられました。具のお肉が大きめなので、食べ応えもありますよ。

チャーハンの素はアレンジも豊富でコスパ良し!

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チャーハンの素を使った炒飯の材料費は「約75円」でした。内訳は以下のとおりです。(油を含まず)

・ご飯200g……約36円(5kgあたり2,000円の米を90g炊飯)
・卵1個……約20円(1パック10個入り200円)
・チャーハンの素15g……約19円(1瓶10食分 192円)

卵とご飯、チャーハンの素を炒め合わせるだけなので、自炊が苦手な方でも手軽においしい炒飯を作れるのではないかなと思います。素だけでもおいしく仕上がりますが、ネギやチャーシュー、海鮮などお好みの具材を足すと、さらに満足度がアップしますよ。

注目すべきは、炒飯以外のアレンジ。口コミではスープや卵焼き、炒め物などのアレンジが人気でした。素自体の味がしっかりしていて食べ応えもあるので、「具+調味料」として、少し料理のボリュームを出したいときに大活躍する予感です!

おいしさ:★★★☆☆
使いやすさ、アレンジ力:★★★★★
コストパフォーマンス:★★★★☆

お次は「冷凍チャーハン」を実食!

Photo by 満畑ペチカ

続いては、冷凍チャーハンです。ご紹介する冷凍チャーハンの製造元は、株式会社 真秀コールド・フーズでした。店舗によっては、株式会社ニチレイが製造した商品もあるそうですよ。サイズは200gと1kgがあり、サイズによる原材料の違いはありません。

今回は92円(税別)で購入できる、食べきりサイズの200gを購入しました。
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