ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

栄養価が高いドライフルーツランキング

ドライフルーツの栄養価を100gあたりで比較し、高い順にご紹介します。

食物繊維

1位:ドライブルーベリー……17.6g
2位:干し柿……14.0g
3位:ドライなつめ……12.5g

食物繊維は、便秘対策をはじめとする整腸作用が期待できる成分です。そのほかにも、血糖値の上昇を緩やかにするはたらきや、血中のコレステロールを下げる作用がありますよ。日本人のほとんどが不足している栄養素といわれており、積極的に摂ってほしい成分です。(※1,2,3,4)

カリウム

1位:ドライあんず……1,300mg
2位:ドライバナナ……1,300mg
3位:ドライマンゴー……1,100mg

カリウムには、体内のナトリウムを排出する作用があり、塩分の摂り過ぎを調節するはたらきがあります。水溶性の成分で水に溶け出しやすいため、生野菜や果物で摂取すると効率よく摂ることができますよ。不足すると、脱力感や食欲不振といった症状がみられることがありますが、普通の食事をしていれば不足することはほとんどありません。(※5,6,7,8,9)

1位:ドライあんず……2.3mg
2位:レーズン……2.3mg
3位:ドライいちじく……1.7mg

鉄は、体の中でヘモグロビンの一部となり、酸素を運搬する役割をもつ栄養素です。動物性食品に多く含まれるヘム鉄と、植物性食品に多く含まれる非ヘム鉄があります。日本人が不足しやすい栄養素で、不足すると鉄欠乏性貧血を引き起す原因に。たんぱく質やビタミンCと一緒に摂取することで、体内での吸収率がアップしますよ。(※5,10,11,12)

β-カロテン

1位:ドライマンゴー……6,100μg
2位:ドライあんず……5,000μg
3位:ドライプルーン……1,200μg

β-カロテンは、プロビタミンAと呼ばれるビタミンAの一種で、目や皮膚を健康に保つはたらきがあります。不足すると薄暗いところでものが見えづらくなったり、皮膚が乾燥したりするおそれも。脂溶性ビタミンでもあり、油と一緒に摂ることで、体内での吸収率がアップしますよ。(※5,7,13,14)

ドライフルーツのカロリーと糖質量

※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ