ライター : 朝戸尚子

管理栄養士 / webライター

ドライフルーツは栄養価が高い?おすすめポイント

おすすめポイント

  1. 少量でも栄養が多く含まれる
  2. よく噛んで食べるため満足感がある
  3. 保存期間が長い
  4. 手軽にそのまま食べられる

少量でも栄養が多く含まれる

ドライフルーツは生のフルーツを乾燥させて作るため、少量であっても、栄養素が多く含まれるのが特徴です。ただし、ビタミンCのように一部の栄養素は少なくなっています。

例えばバナナ100gあたりの栄養素を比較すると、生の状態と比べて乾燥状態に含まれる食物繊維量はおよそ6.3倍高いことが分かります。また鉄やカリウム、ビタミンA、ビタミンEといった栄養素も非常に多く、効率よく栄養素を摂取できます。(※1,2)

よく噛んで食べるため満足感がある

ドライフルーツには食物繊維が豊富に含まれるため、食べるときにはよく噛む必要があります。そのため満腹中枢が刺激されて満足感が得られやすくなるので、間食におすすめの食べ物ですよ。

またドライフルーツには甘みがあるので、甘いものを食べたいときにもぴったりですね。(※3)

保存期間が長い

保存食であるドライフルーツの賞味期限は数か月から数年と、保存期間が長いのも特徴です。

賞味期限はドライフルーツに含まれる水分量が異なり、水分量が多いものは賞味期限が短く、水分量の少ないものは長くなります。(※4)

手軽にそのまま食べられる

生の果物の場合は皮を剥いたりヘタを取ったりと食べるために手間がかかりますが、ドライフルーツであればそのまま食べられます。また常温で保管できるため持ち運びもしやすく、どんなシーンでも手軽に食べられますよ。

ドライフルーツの栄養価を比較

カロリー糖質量カリウムビタミンEビタミンC食物繊維
いちご(乾)329kcal79.8g15mg0.4mg0.7mg0mg3.0g
ドライプルーン211kcal55.2g730mg1.1mg1.3mg0mg7.1g
干しがき274kcal57.3g670mg0.6mg0.4mg2mg14.0g
バナナ(乾)314kcal71.5g1300mg1.1mg1.4mgTr7.0g
デーツ(乾)281kcal64.3g550mg0.8mg1.4mg0mg7.0g
ドライマンゴー339kcal78.5g1100mg0.5mg6.8mg69mg6.4g
いちじく(乾)272kcal64.6g840mg1.7mg0.6mg0mg10.7g
(※2,5,6,7,8,9,10)
ドライフルーツ100gあたりに含まれる栄養価を比較すると、ドライプルーンや干しがきはカロリーや糖質量がほかと比べて低く、干しがきやいちじく(乾)は食物繊維を特に多く含むことがわかります。

またバナナ(乾)やドライマンゴーはカリウムを、いちじく(乾)は鉄を、ドライプルーンやバナナ(乾)、デーツ(乾)はビタミンEを、特に豊富に含んでいます。
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