ビタミンEと合わせる

肌の老化が気になる方は、ビタミンAやビタミンCが含まれる柿を、ビタミンEが豊富な食品と組み合わせましょう。ビタミンA・C・Eはいずれも抗酸化作用があり、合わせて摂ることで相乗的な作用が得られます。

ビタミンEはかぼちゃやナッツ類に豊富。柿と合わせて和え物やドリンクにすると、おいしくいただけますよ。(※3)

皮ごと食べる

食品成分表では、柿の栄養価は果皮やへたなどを取り除いたものの値が記されています。柿の皮の栄養価は明示されていませんが、果物の皮には食物繊維や抗酸化物質が多く含まれていると考えられていますよ。

柿の皮は捨てることが多いですが、食べても問題ありません。栄養を余さず摂りたい方は柿を皮ごと焼いたり、スムージーにしたりしていただくのがおすすめ。(※1,14)

【Q&A】柿の葉にも栄養がある?

A:あまり馴染みのない柿の葉ですが、ポリフェノールやビタミンCといった栄養素を含んでいます。

健康飲料の「柿の葉茶」として親しまれているほか、奈良県の名産品である「柿の葉すし」も有名です。(※15)

【Q&A】柿が二日酔いに役立つって本当?

A:柿に含まれるシブオールという渋み成分と、酵素のアルコールデヒドロゲナーゼには、アルコールを分解するはたらきがあります。

また、柿には利尿作用のあるカリウムも含まれているため、二日酔いの対策におすすめです。(※16)

【Q&A】柿は一日に何個まで食べていい

A:厚生労働省が定める「食事バランスガイド」では、果物の一日の目安量は200gとされています。生柿の場合は約1個半が目安量です。

ただし干し柿の場合、生柿よりも糖質やカロリーが凝縮されているのでダイエット中の方は注意が必要。ドライフルーツの摂取量は一日20~30gまでが目安なので、干し柿は約1/2個にとどめましょう。ほかの食事内容を考慮したうえで調整するのがおすすめです。(※1,10,11,17,18)

【Q&A】柿を食べすぎると体に悪い?

A:柿を食べすぎると、おなかが緩くなったり、ほかの栄養素の吸収を妨げたりするおそれがあります。これは、柿に含まれる食物繊維がもつはたらきによるものです。通常、食物繊維は過剰摂取の心配はありませんが、サプリメントで食物繊維を摂っている場合は柿を食べすぎないようにしましょう。

また、熟す前の青い柿を食べると、充分に消化されないまま柿が胃に残る「柿胃石」ができてしまうことも。無症状の場合が多いものの、まれにけいれんや食欲不振、嘔吐といった症状を引き起こすので、注意が必要です。(※4,19)
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