製法

もともとは手打ち製法が主流でしたが、現在では機械式製法が多く使用されています。古くから小麦の生産が盛んだった群馬の地で、現在も小麦・塩・水沢の水のみを使用し作られています。生地をしっかりとこね、鍛え、寝かせるといった作業を繰り返し行い、長いお店では24時間寝かせて作り上げるところもあるようです。

形状

コシと弾力をもつ水沢うどんは、茹で上げた際にところどころに透明感のでる白いめんです。お土産用などでは、乾麺も販売されています。

水沢うどんの一般的な食べ方は、冷やしうどん。店ごとに工夫が凝らされたタレにつけて食べ、主にしょうゆベースのタレとゴマベースのタレが用意されています。寒い季節には温かいタレが提供され、食べやすいように配慮されています。

長崎県「五島うどん」

発祥

長崎県五島列島で発展した五島うどん。奈良・平安時代に遣唐使が日本に何度も訪れた時期にルーツがあるようです。中国にすでにあったとされる「索麺」の製法を遣唐使が、最寄港であった上五島地域の人々に伝えたという説が有力とされています。その後上五島に根付き、時間の流れとともに現在の「五島うどん」が作り上げられていきました。

製法

五島うどんの製法の中で特徴的なところは、島の特産品の食用の椿油を塗りながら棒状にまで伸ばした生地を、さらに箸を使い引き伸ばしていくはたかけ作業です。このはたかけ作業によって紐状の細長いめんになり、熟成、乾燥へと工程を進みます。
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