ライター : 白井シェル

フリーライター

柳宗理のフライパンとは?

柳宗理のフライパンは、デザイナー・柳宗理氏が手がけた『柳宗理デザインシリーズ』のひとつです。柳宗理デザインシリーズでは、1974年にステンレスカトラリーが販売されて以来、ステンレスケトルやステンレス片手鍋など、さまざまなキッチン用品を製造しています。シンプルでありながら使い心地のいい点が、今日でも人気を博している商品です。

柳宗理氏はどんな人物?

柳宗理氏は戦後の工業デザインを支えた、日本が誇る一流デザイナーです。彼がデザインを始めた時代は、まだ「デザイン」という言葉は日本に定着していませんでした。当時の日本は貧しく、工業製品はとにかく安く作ることを重点に置かれていました。そんななか、これまでのスタイルを改め、使いやすく高品質な製品を理想とした「デザイン」を追求したのが柳宗理氏でした。

柳宗理氏が手がけた代表作には、1964年の東京オリンピック会場のひとつ、水泳競技場の座席があります。また、同オリンピックでは聖火リレーのトーチのデザインを務めました。身近な製品ではキッチンツールも手掛けており、機能性が高く、丈夫なのが特徴。これらの製品は収納のしやすさも考えられており、使い勝手の良さが人気です。

柳宗理フライパンはシンプルで高性能!

「ひとつは欲しい」「一度使ったら手放せない」と話題の柳宗理のフライパン。その魅力の秘密である数々の特徴をご紹介します。

洗練されたデザイン

機能性はもちろんのこと、シンプルで飽きのこないデザインは柳宗理フライパンの魅力のひとつ。「柳宗理」ブランドはフライパン以外のキッチンツールも充実しているので、一式そろえて使うことも可能です。

左右に張り出したそそぎ口

特徴的なデザインのポイントとなっている左右のそそぎ口。料理をお皿やほかの容器に移す際にとっても便利。左右どちらが利き手でも問題なく使えるユニバーサルデザインになっています。

ふたに隠された機能

同型のふたを利用すればぴったりと閉めることもでき、すこし回転させて使えば隙間を開けることができます。蒸気を逃すことができるので、蒸し料理やちょっとした煮物を作るときに、吹きこぼれを防ぎとても便利です。
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