ライター : BBC

ポリ袋で作る「ポリパン」って知ってる?

みなさん、ポリ袋とフライパンで作る、世界一簡単なパンの作り方を知っていますか?パン作りといえばハードルが高い印象がありますが、ポリ袋に材料を入れて混ぜ、フライパンで手軽にパンが焼けるんです! 家でパンを焼く醍醐味は、何といっても焼きたてが食べられること。家中にパンの良い香りが漂い、朝食やおやつも特別な気分に浸れます。 パンは好きだけど買ってばかりという人、いままでパンを作りたくても失敗してできなかった人も、一度チャレンジしてみませんか?

ポリパンを考案:「happyDELI」の梶晶子さん

ポリパンを考案した梶晶子さんは、西荻窪で「happyDELI」という天然酵母のパン教室を運営しています。家にある調理器具と設備でおいしいパンが焼けるというコンセプトを掲げ、ノウハウを提供。シンプルな丸パンからクロワッサン、バケットまで作れてしまうそう。そして、従来のパン作りの常識にとらわれない斬新な発想から、ポリパンを考案。さらに家庭でパン作りを身近なものにしてくれた第一人者です。

基本の「ポリパン」の作り方

ポリ袋で作る「ポリパン」は、ポリ袋とフライパンさえあればとっても簡単につくることができるんです!ではさっそくポリパンの作り方をご紹介しましょう。

材料

・強力粉:300g ・水:160g ・砂糖:大さじ1~2 ・塩:小さじ2/3 ・天然酵母orドライイースト:小さじ1 ・バターorオリーブオイル:大さじ2(お好みで) 

作り方

1.全ての材料をポリ袋に入れる。
厚めのポリ袋を用意して、全ての材料を袋の中に入れます。 ※厚めのポリ袋がない場合は、袋を2重にしてから材料を入れてください。
2. 袋の口を閉じて振り、材料を混ぜる。 3分ほどしっかり袋を振って、材料を混ぜ合わせます。 ※ポリ袋に生地がついてしまう場合は、サラダ油を一滴たらしてふると、生地がくっつきません。
3. そのまま放置して一次発酵させる。
袋に軽く空気を入れて、口をゆるく結び常温では1時間~2時間ほど放置して、発酵させます。お急ぎのときはオーブンの発酵機能で40分ほど温めます。パン生地が約2倍の大きさに膨らんできたらOKサイン。 ※常温で放置する場合の膨らみ方は、季節によって異なります。2倍の大きさを目安にしてください。
4. 袋から取り出して、切り分ける。
お好みの大きさに分割し、軽く手で捏ねて(ガス抜き)丸めます。
5. フライパンに並べて二次発酵させる。
オーブンシートをひいたフライパンに並べます。上の写真のように並べると、出来上がりがちぎりパンのようになり、食べやすくなりますよ。透明の蓋をして30分〜40分ほどおき、二次発酵させます。透明の蓋を使用することで、発酵具合が把握できます。
6. フライパンで焼く
蓋をしたままフライパンに火をつけて、強火で1分ほど焼き、その後弱火にして10分、裏返して10分、綺麗な焼色がつけば完成です!焼く前に、お好みでパンに切り込みを入れたり、バターを塗ってもいいでしょう。 ちなみに、オーブンで焼く場合は、200度で12分〜15分、魚焼きグリルを使用する場合は、両面焼きで弱火で10分焼きましょう。焦げ目が気になるようであれば、途中でアルミホイルをかぶせて焼くと上手に焼けます。
あっというまに「ポリパン」が出来上がります。なんといっても洗い物が出ないので、主婦にはとってもやさしいパンですよね。まさにパン作りの新常識といえます。
また、水の代わりに牛乳と卵を使った卵液のレシピもあるので、よろしければ下記リンクもご覧ください。よりコク深い味わいになりそうですね。

今話題のスキレットでも

今大流行のスキレットにしき詰めれば、そのままサーブできてかわいさ満点!朝食はもちろん、粉糖をふりかければ、甘いおやつパンになりますよ。ギュッと詰まったちぎりパンが、ふんわり膨らんで、ふわふわな食感を楽しむことができます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ