ライター : ゆきぽん

料理クリエイター / webライター

パイナップルが余ったら冷凍保存が正解!

Photo by ゆきぽん

果物は収穫後に時間が経つと甘くなる「追熟」をするものとしないものがあります。パイナップルは追熟しないフルーツのひとつで、時間と共に劣化してしまうのです。

パイナップルを冷蔵庫保存する場合の賞味期限は、皮付きのままで3~4日、皮を剥いて2~3日と短め。冷凍保存の場合は、約1ヵ月と長くなります。

パイナップルは新鮮なうちに冷凍保存して、おいしさを保ちながら長く味わいましょう。

冷凍したら栄養や酵素は損なわれる?

一般的に、果物や野菜は急速冷凍すれば栄養価がほとんど変わりません。旬の時期に獲れたパイナップルを冷凍すると、栄養価が高いものを長く楽しめるというメリットも。

また、パイナップルにはブロメリンという酵素が含まれています。この酵素は生のパイナップルを冷凍しても損なわれません。なお、ブロメリンは熱に弱いため、加熱済みの缶詰では効力が失われています。(※1,2,3)

冷凍パイナップルの冷凍方法

Photo by ゆきぽん

パイナップルを冷凍する場合は、カットしてから冷凍します。パイナップルは上下を切り落とし8等分に切り分け、硬い芯を切り取りましょう。皮と実の間に包丁を入れて皮と実を切り分け、皮に置いたまま実の部分を2~3cm幅に切り分けます。

冷凍用の保冷袋にパインが重ならないように並べ、冷凍庫で約1時間冷やし固めましょう。表面が固まったら、手で袋の上からほぐしてバラバラにします。なるべく袋の空気を抜いて、冷凍保存してください。保存期間の目安は約1ヵ月です。
パイナップルの切り方はこちら▼

パイナップルを冷凍する場合のコツ・ポイント

厚みを均一にして厚めに切り分ける

パイナップルを冷凍するときは厚みのある2~3cm幅切り分け、なるべく厚みは均一切りましょう。厚みを均一にすることにより、解凍ムラを防ぎます。

冷凍パイナップルをおいしく食べるポイントは半解凍です。完全解凍してしまうと旨味が水分と共に流れ出てしまい、風味が落ちてしまいます。

厚みのある大きさに切り分けることで上手に半解凍でき、旨味を逃さずにおいしく味わえますよ。

バラバラに冷凍保存して使い勝手よく

パイナップルはバラバラに冷凍保存することで、少量から使うことができて利便性がよくなります。また、かたまりにしないことで解凍ムラがなくなり、おいしい状態で食べることができるのです。

パイナップルは水分が多く、くっつきやすいので、保冷バック内に重ならないよう並べ、冷凍庫で1時間ほど表面を冷やし固めます。そのあと、袋の上から手でほぐしてバラバラにしましょう。劣化しないように、なるべく中の空気を抜いて冷凍保存してくださいね。

冷凍パイナップルの解凍方法・食べ方

冷凍パイナップルは冷蔵庫で約30分解凍して「半解凍」で食べましょう。全解凍してしまうと旨味が流れ出てしまうので注意してくださいね。

冷凍パイナップルは凍ったまま「冷凍パイン」としてアイス感覚で食べたり、アイスやヨーグルトにトッピングしたりしてもOK。さらに、スムージーやラッシーに冷凍のまま加えると、水っぽくならずに濃厚に仕上がりますよ。

加熱する場合も冷凍のまま使うことで、旨味を逃さずおいしい料理が作れます。

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