ライター : macaroni 編集部

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元祖カツカレー!浅草・とんかつ河金の「河金丼」

Photo by 島田 みゆ

とんかつとカレー、日本独自の料理が掛け合わされた「カツカレー」。この原型となったのが、浅草「とんかつ河金(かわきん)」の「河金丼」というメニューなんです!

この記事では、河金丼の魅力や誕生秘話、家でおいしく作るコツについてご紹介します。
前回の記事はこちら▼

カツカレーの発祥店、浅草「とんかつ河金」

Photo by 島田 みゆ

今は閉店してしまった本店の味を引き継ぐ「とんかつ河金・千束店」にお邪魔しました
カツカレーの原型を生み出したのは、浅草にある「とんかつ河金」。1918年(大正7年)に屋台から始まり、代々のれん分けをしながら、昔ながらの味を守り続けています。

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創業当時、本店の近くには劇場があり、関係者をはじめ歌手や役者たちも多く訪れていました。

常連客のなかには、美空ひばりさんや渥美清さんといった昭和のスターもいたのだとか。

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「とんかつ河金・千束店」店主・河野貴和さん

素朴なおいしさで愛される「河金丼」

Photo by 島田 みゆ

―河金丼の魅力は、どんなところにありますか?

河野さん(以下、河野):奇をてらわない素朴さですかね。誰が食べてもおいしい、昔ながらの「日本のカレー」がベース。日本人の舌に慣れ親しんだ料理だと思います。

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―作り方のこだわりや、ポイントを教えてください。

河野:カレーの具材は、とんかつを作る際に出るスジ肉やくず肉とタマネギのみ。そこに、小麦粉をラードで炒めてカレー粉を加えたルーを合わせ、醤油、ソース、砂糖のみでシンプルに味付けしています。

また、とんかつの衣にかなり細かい生パン粉を使っているので、さっぱりと召し上がっていただけますね。

元祖カツカレー「河金丼」を実食!

Photo by 島田 みゆ

900円(税込) 味噌汁、漬物付き
こちらが、カツカレーの原型となった「河金丼」。たっぷりとかけられたカレーが食欲をそそります。

Photo by 島田 みゆ

具材がタマネギだけとは思えないほど、深みのある味わい。お肉から取ったダシを使ったカレーというのが、とんかつのお店らしいですね。

とはいえ、家庭で食べているような安心感もある、まさに日本のスタンダードなカレーです。

Photo by 島田 みゆ

少し重めでとろみのあるカレーが、とんかつをしっかりと包み込んでおり、素晴らしい一体感。十分に叩いてやわらかくなったお肉は厚みもほどよく、意外にペロっと食べられます。

さらに、とんかつの下に敷かれたキャベツが全体を引き締め、食感のアクセントにもなっています。

「河金丼」は、なぜ生まれた?

Photo by 島田 みゆ

―「河金丼」は、どのように生まれたのですか?

河野:三大洋食であるカレーライス、コロッケ、カツレツを屋台で提供したのが「河金」の始まりでした。

あるとき、常連のお客さんから「カツレツとカレーを一緒にしてほしい」とリクエストがあって、カツにカレーをかけて出したのが、河金丼の始まりだと聞いています。

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―河金丼のスタイルが、のちにカツカレーとして親しまれていったのですね。

河野:いまでも河金丼というメニュー名で、カツカレーとは呼んでいないのですが、現存する記録でもっとも古いとされています。そのため、発祥店として知っていただけるようになりましたね。

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―ご主人にとって、カツカレーはどのような料理ですか?

河野:昔からの思い出の味ですかね。幼い頃お店が忙しいときは、よくお店のカレーを家で食べていました。

なのでカレー単品は、“手っ取り早く出される料理” という印象もあり(笑)、今もカレー単品よりカツカレーのほうが好きですね!

家でカツカレーをおいしく作る「3つのコツ」

1. なるべく大量の油でとんかつを揚げる

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河野:お店では大量のラードで揚げているので、よりコクが出るんです。ご家庭でラードを使うのはむずかしいと思いますが、できるだけ大量の油で揚げるのがポイントですね。
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