6. 肥料を合わせる

龍さん「堆肥には肥料が含まれていません。なので、植え込む2~3日前くらいに肥料を追加してあげるといいですよ。肥料の必要量は植え込む作物によって異なりますので、適切な量をあげてしっかりと混ぜ込んでくださいね。ちなみに植物を植えるまえにあげる肥料を元肥(もとごえ、またはもとひ)、栽培中にあげる肥料を追肥(ついひ)といいます」

まだある!土のリサイクル術

編集部「もう使えないと思っていた土が、リサイクルでよみがえるんですね!」

龍さん「そう。土のリサイクル方法を知っていると、ぐっと視野が広がるんですよ!最近では、環境にやさしく短時間でできることから、『コンポスト』という生ゴミで作る堆肥も流行っていますよね。

このコンポストを作るうえでのアドバイスは、生ゴミと使ったあとの培養土を交互に層を作りながら入れていくことです。ご家庭から出る生ゴミを生まれ変わらせるコンポストは、まさにリサイクルですよね」

編集部「いろいろな方法があるんですね。そのほかにも、不要になった土のリサイクル方法ってありますか?」

龍さん「一部のホームセンターでは、不要になった土の回収サービスを実施しているようですよ。店舗によって対応は異なるようですが、これはうれしいサービスですよね。お近くのホームセンターでサービスが実施されているようなら、試してみるのもいいかもしれませんね!」

土のメンテナンスで、3月からのベランダ菜園に備えて

今回は土のリサイクル方法やメンテナンス方法について、たくさん教えていただきました!これから訪れる栽培時期に向けてしっかり土と向き合っておくことは、3月からのベランダ菜園での成功に繋がるはずですよ。

冬の菜園は、工夫次第で楽しく充実します。なんとなく「植物の成長が良くない」「上手くいかない原因が分からない」などと感じていた方も、ぜひ一度この機会に土のリサイクル方法を実践して再出発してみませんか?

取材・文/鎌上織愛(macaroniライター)
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