ライター : 大瀧亜友美

取材&グルメライター

取材ライター歴5年目。食べることが大好きで、日々料理の腕を磨いています。最近ハマっているのは皮から作る餃子。ライターとして毎日の暮らしをちょっと豊かにする情報を発信していき…もっとみる

今年のバレンタインギフトはパンに注目!

勢いを増すばかりのパンブームにより、味や食感だけでなく見た目も良いパンが増えてきています。ブームのひとつであった高級食パンも、贈答用としてパッケージに工夫をこらした商品が急増中。そんな流れもあり、手土産やちょっとしたお祝いにパンを選ぶ人が増えているのだそうです。

著名なパンマニアでありパンディレクターとしても活動している大谷りえ子さんによると、「近年ではバレンタインギフトとしての商品が徐々に増えてきている」とのこと!
パンディレクター/大谷りえ子さん パン好きが講じて、原料にまで精通する生粋のパンマニア。国内外で訪れたパン屋は1,500軒以上にものぼる。メディア出演多数。パンのよさを多くの人に伝えるべくパンディレクターとしても活躍中。自由ヶ丘・目黒にあるパンのセレクトショップ「SORTE」のディレクションを担当
チョコレートの祭典として名高いサロン・デュ・ショコラでも、チョコレート専門店のシェフとベーカリーがコラボしており、パン業界の勢いはさらに加速している模様。新たなトレンドとして、「バレンタインデーにパンを選ぶ人は増えていくのではないか」と大谷さんは予想しています。

そこで、国内外で1,500軒以上ものベーカリーを訪れた大谷さんに、バレンタインにおすすめのパンを教えてもらいました。贈った相手に喜んでもらえそうなパンばかりなので、バレンタインギフトを決めかねているなら要チェックです!

パンはバレンタインギフトとしても魅力的

Photo by macaroni

バレンタインデーギフトの定番といえばやはりチョコレートですが、ギフトにパンを選ぶメリットはどんなところにあるのでしょうか。

「ギフトとしてのパンの良さは、気軽に贈れるところだと思います。高級チョコレートはそれなりに高価ですが、パンは高級品でも多くは1,000円程度。ちょっとしたギフトにはぴったりです。

しかも、最近はチョコレートクリームを包んだ昔ながらのチョコパンばかりでなく、たとえば板チョコをはさんだフォトジェニックなパンやチョココーティングのクロワッサンなど、工夫をこらした品が多くあります。義理チョコや友チョコの新しい選択肢として考えると、十分に魅力的です。

バレンタインデーのギフトには、気持ちが明るくなるような華やかなパンや感謝の気持ちを伝えられるパンがベターかもしれませんね。とはいえ、むずかしく考えず、相手が笑顔になってくれるようなパンを選ぶのが良いと思います。私もバレンタインデーギフトとしてパンを選ぶときは、純粋に相手に喜んでもらいたいという気持ちで選んでいます」

気軽なギフトとして活用しやすいパンは、日頃の感謝やちょっとしたお礼を伝えるのに役立ちそうですね。ではそろそろ、大谷さんが選ぶ、バレンタインギフトにおすすめのパンを紹介します。

1. ジュウニブンベーカリー 三軒茶屋本店「ショコラフランス」

Photo by macaroni

「ジュウニブンベーカリーは、代々木公園にある『365日』というベーカリーの姉妹店です。種類によって小麦粉を変え、生地までこだわったパンは、バラエティー豊富。選ぶ楽しさがあります」

Photo by macaroni

「特徴的なのはベーカリーにお花屋さんとケーキ屋さんが併設されているところ。とても珍しい業態のお店で、パンとお花をセットにしてギフトにすることもできます。

なかでも私がバレンタインギフトとしておすすめしたいパンは、『ショコラフランス』」

Photo by macaroni

ショコラフランス 302円(税込)
「ハード系フランスパンのなかにチョコレートクリームをサンドし、パールチョコをトッピング。見た目がかわいらしいだけでなく、食感の良さもクセになります。カリッと焼き上げられた香ばしくてもちもちとした生地と、サクサクとした軽い食感のパールチョコとのギャップが楽しいんです」

Photo by macaroni

手前から、ショコラフランス302円(税込)、ミルクフランス280円(税込)、ラズベリーショコラ302円(税込)
「このハード系サンドパンはほかにも種類があるので、組み合わせてギフトにしてもいいと思います。

私ならショコラフランスに色味の異なるミルクフランスとラズベリーショコラをセットにするかな。特別な人へのプレゼントなら、お花とのセットが良さそうですね」

2. ブーランジェリー スドウ 「ショコラフランボワーズ」

Photo by ブーランジェリースドウ

「ブーランジェリー スドウは世田谷の松陰神社前駅近くにあるベーカリーです。オープン前から長蛇の列ができるくらいの有名店で、人気の食パンは予約1ヶ月待ち!

個人的に、デニッシュ系パンのおいしさではトップクラスのお店だと思っています。生地の層が美しく、サクサクとした食感となバターの香りがたまりません。特に元パティシエのシェフが作るフルーツデニッシュは華やかで、バレンタインギフトにぴったり! 農家から直接仕入れた素材を使っているので、味わいも格別です」

Photo by macaroni

ショコラフランボワーズ 486円(税込)
「宝石のように煌びやかな『ショコラフランボワーズ』は、ナイフとフォークで食べたくなるような美しいビジュアルで、まさにギフト向け。デニッシュ生地のなかにはとろとろのクーベルチュールチョコがたっぷり詰まっていて、甘酸っぱいジャムとのバランスが絶妙です。

旬のイチゴがのったデニッシュ系パンと合わせて贈るのも素敵だと思います。箱を開けるとまるでお花畑みたいな見た目で、テンションを上げてくれること間違いなし!」

Photo by macaroni

ティラミス 486円(税込)
「通年販売の商品になりますが、『ティラミス』というパンもバレンタインギフトによさそうです。

パリパリとした食感が楽しいクロワッサンにチョコがかけられていて、なかにはカスタードクリームとマスカルポーネチーズが入っています。真っ白な粉砂糖と板チョコのトッピングが映えて、ケーキのよう」

Photo by macaroni

チョコロール 140円(税込)
「人気の食パンと同じ生地で作られている『チョコロール』もおすすめです。

ふわふわもちもちとした生地のなかに、ベルギー産のチョコレートが入っています。贅沢な素材を使ったパンなのに、価格はリーズナブル。

ブーランジェリー スドウさんはパンイベントにはなかなか出ないお店なので、ここでしか買えないという点も、ギフトとしてのポイントが高いかなと思います。プレゼントしたときの話題にもなりますね。

お手ごろな価格なので、子どものいるご家庭へのギフトにもいいんじゃないでしょうか。特に小さな子どもには喜ばれるんじゃないかと思います」

3. パン屋のグロワール 大阪千林大宮「ハートのチョコパンセット」

Photo by gloire

「最後は大阪市旭区の千林大宮商店街にあるグロワールさん。高級デニッシュ食パンや天然酵母パンをはじめ、惣菜パンや菓子パンなどみんなが好きそうな親しみやすいパンを作っているお店です。

1番人気の食パンは『パンドグロワール』というデニッシュ食パンで、パネトーネ種の生地を長時間発酵して旨味を引き出しつつ、phを下げてさらにパンの味や香りを良くしているのだそう」

Photo by gloire

ハートのチョコパンセット 1,300円(税込)
「そんなグロワールさん、実は通販に力を入れていて、パンのお取り寄せが可能。バレンタインギフト向けの商品として販売されている『ハートのチョコパンセット』(5個セット)は、パネトーネ種を使った生地にチョコシートをはさんだ、庶民的な味わいのパンです。

表面にはチョコクリームでメッセージが書かれていて、子どもから年配者まで、年齢を問わず、みんなが笑顔になれるパンだと思います。8種類の文字から選んで、日頃の感謝をパンで伝えてみてはいかがでしょうか」

Photo by Rieko Otani

「グロワールさんを知ったのは、岩手県・陸前高田のツアーでオーナーさんとお会いしたことがきっかけ。

グロワールさんは陸前高田市のリンゴ農園とタッグを組んで商品を作り、震災地を応援する活動を積極的におこなっているんです。素晴らしい取り組みに感激して心から応援しているベーカリーのひとつなので、ぜひ注目してください」

バレンタインのプチギフトに、パンという選択肢を

日頃の感謝を伝える良い機会ともなるバレンタインデー。より印象的なギフトを贈りたいなら、チョコレート以外のギフトを選ぶのは良い判断といえるのでは。

大谷さんのコメントにもありましたが、パンは価格が比較的安価で相手に気を遣わせることがありませんし、相手を選ばずわたせるところも利点です(相手のアレルギーには要注意ですが)。ブームによってパン好きが増えているご時世でもありますし、いわゆる本命以外へのプチギフトにはこれ以上ない選択肢として、バレンタインギフトとしてのパンを、強く推奨したいと思います!
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