翌日の食事量をコントロールする

前述したように、コーラを飲む量の目安は一日あたりコップ2杯、または350ml1本程度です。ほかにも間食を摂ったり、それ以上に飲み過ぎてしまったりした場合は、翌日の食事量をコントロールしましょう。

間食をなくす、主食の量を減らすといったように無理のない範囲で調整してみてください。極端に食事量を減らすことは、リバウンドのおそれがあるためおすすめできません。翌日だけで調節するのがむずかしい場合は、1週間ほどかけて間食や食事の量を少しずつセーブしていくと良いですよ。(※1,7,8)

コーラのカロリーや糖質についてのQ&A

Q. コーラ1本の糖質量は角砂糖何個分?

A:コーラ1本(500ml)の糖質量は、角砂糖約11.3個分です。

1個5gの角砂糖の糖質量は5.0gなので、コーラ1本(500ml)の糖質量に換算すると、約11.3個分ということになります。(※1,9,10)

Q. コーラやコーラゼロは毎日飲むと太る?

A:コーラには糖質が多く含まれるため、食後血糖値の上昇を招きます。毎日飲み続けて、消費カロリー以上に摂取カロリーが多いと肥満につながるため、多量の摂取には注意が必要です。

コーラゼロの場合、糖質が含まれないため血糖値の上昇は起きません。直接的に肥満には結びつかないように見えますが、近年の研究で人工甘味料は糖代謝に影響を与えている可能性が明らかになりつつあります。(※1,5,11)

Q. コーラゼロの人工甘味料にデメリットはある?

A:コーラゼロに使用されている人工甘味料は、砂糖よりもはるかに強い甘味を感じます。強い甘味に慣れると、甘味を感じる感覚が鈍るおそれがあるというデメリットが挙げられます。

さらに、糖質を含まない人工甘味料では血糖値の上昇が起きません。そのため、エネルギーを一定に維持しようとするはたらきが乱れて、よりたくさん食べようとする行動に発展しやすくなるおそれが指摘されています。(※1,5)

Q. 妊婦の人はコーラを飲んでも平気?

A. カフェインを意識することが多い妊娠中ですが、非妊娠時と同じく一日あたりコップ2杯、または350ml1本を目安にコーラを飲むのであれば、カフェインを過剰に摂取する心配はありません。(※コーラからのみカフェインを摂取した場合に限る)

ただし、日常的なカフェインの摂り過ぎは胎児の発育に影響を与えるおそれがあります。毎日何杯もカフェイン入りの飲料を飲んだり、カフェインが含まれている食品を摂り入れたりするのは避けましょう。

また、コーラには糖質が多く含まれています。妊娠中は血糖値を下げるインスリンというホルモンが効きづらくなるため、人によっては血糖値が下がりにくくなる場合も。

妊娠中は習慣的にコーラを飲むのは避け、量を決めてときどき楽しむ程度にとどめましょう。(※1,12,13,14)

コーラのカロリーに注意しよう

コーラはほかの炭酸飲料と比べて糖質が多く、カロリーも低いとはいえません。際限なく飲んでいると、知らず知らずのうちにカロリーや糖質の摂り過ぎにつながるおそれがあるため、注意が必要です。

コーラは量を決めて、朝~夕方までの時間帯に飲むことがおすすめ。飲み過ぎてしまったら、次の日の食事で調整してくださいね。また、カフェインが含まれ、糖質が多いため妊娠中は日常的にコーラを飲むことは控えましょう。
【参考文献】
(2024/05/22参照)
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