ライター : 岡本翔子

占星術研究家

いよいよ「風の時代」へ。魚座の運勢は?

誰もが予想もしない1年になった2020年が終わり、新しい年がはじまりますね。

そんな2021年ですが、占星術では約200年続いた「地の時代」が終わり、新しい「風の時代」がはじまる年になる……という予測が出ています。

土地やお金など、目に見える分かりやすい成功が"良いもの"とみなされていた「地の時代」から、他人とのつながりや、自分なりの思考とアイデアを大切にする「風の時代」へ。

少し簡単にいうと「守ること」ではなく「共有すること」こそが、より価値を生む時代が訪れる、と私は予測しています。

今まで当たり前だった社会や経済のあり方や、地位や財産など自身がいま手にしているモノに左右されず、まわりの人々とモノや知識や経験を「共有」「共存」していくことで、新しい時代の波に乗れるのが2021年、というイメージです。

また、星の動きは食のトレンドにも影響を与えます。

2021年は「オーガニック」「ホールフード」への関心がますます高まると予想しています。既に新しいサービスも出てきているように、生産者と消費者をつなぐネットワークが発達し、新鮮な野菜のデリバリーが当たり前になるように。

また、少し変わったハイブリッド野菜や、今までになかった新しい食材の組み合わせなども流行しそうな予感がします。そして、コロナ収束後の社会を見すえて、移動型レストランや店舗のシェア、星付きレストランの進化系カジュアル店も増えてきそうですね。

さて、そんな2021年、あなたの星はどう動くのでしょう?

今回は私なりに、あなたが2021年をしなやかに、有意義に過ごすための星からのメッセージをまとめてみました。
▼魚座以外の方の運勢はこちら

【魚座】の運勢|ボランティアへの参加が幸運につながる

2020年は記憶に残る年になるでしょう。生まれて初めて経験した緊急事態宣言。世界の、そして自分の未来に不安を感じた日々もあったことと思います。それでも新年が明けると、トンネルの向こうに明るい光が見えます。じつは最初に言ってしまうと、魚座の幸運期は2021年の年末に幕を開けます。

新年が明けたらまず、心を許せる友だちに将来の夢ややりたいことを宣言し、協力を仰いでください。新年の前半は、幸運期を迎えるまでの準備期間です。

まず5月までは、心にたっぷりと栄養を与えてください。ウィズコロナ時代に生き残りを賭ける芸術芸能業界を応援するべく、お芝居やコンサート、美術展などに出かけてみましょう。自分の仕事に本気で向き合う役者やアーティストたちから、勇気と感動をもらえます。

また誕生日を迎える前後、忙しい生活の合間を縫ってスピリチュアルな気分になれる場所に出かけ、“あなたが心から望むこと”に意識を集中させるのです。1泊2日でファスティングをするのもおすすめ。この儀式をおこなうことで、幸運が近づいてきます。

幸運の木星が一時的に魚座に入る5/14~6/20をムダに過ごしてはいけません。この先の夢や計画の第一歩を踏み出す最良の期間だからです。仕事の営業や企画持ち込みなども積極的に。

仕事や家族の世話などで忙しくしているうちに終わってしまった、などということがないように今のうちからスケジュールの調整を。この期間中に出会う人や起こる出来事は、幸運の種を宿しています。その小さな種を年末に迎える幸運期まで大切に育てることが、2021年にあなたがやるべきことです。

また自分にできる範囲で、小さなボランティアをおこなうのも幸運の鍵。たとえばコロナ禍に前線で働く医療従事者に役に立つことや、恵まれない子どもたちへの援助(フードバンクに食品を寄付するとか、子ども食堂を手伝うとか)なども、勇気を出して取り組むと、出会いにも恵まれます。

最後にこの期間中のあなたは、救いを求めている男性に「この人なら何とかしてくれそう」と誤解される雰囲気を漂わせています。結婚している人は、この手の男性を近づけないように気をつけて。仕事のストレスを抱えるパートナーがいる人は、おいしい食事とやさしい笑顔で彼の疲れた心を解きほぐしてあげましょう。

【魚座】のラッキーフード|感受性と愛を強める

占星術では地球上にあるすべての食材は、天の星座や惑星と関係があると考え、その対応関係が長い間、研究されてきました。古代ギリシャ人はハーブと天上の星と病気との関わりを考え、古代ローマの料理人のなかには、占星術の知識を持つ者もいました。

ここで説明する星座と食べ物との関係は、星が授けてくれるちょっとした魔法のようなもの。ワクワクしながら食事をすると、健康にもきっとよい変化があるはずです。これはただ単にモノを食べるのではなく、楽しくそして創造的に食べようという提案です。

食材

魚座の守護星は、夢と幻想の星・海王星です。魚座の名のとおり、魚全般(貝類も含む)、海藻類(昆布やワカメ)も魚座の食材とみなされます。鰹節や昆布でていねいにとった出汁、スープ、またアルコール全般も魚座です(魚座とギリシャ神話の酒と酩酊の神・ディオニソスは関係が深いので)。

その昔、海王星が発見される前、魚座の支配星は木星だったので、イチジクを魚座食材とみなす場合もあります。ワインや日本酒を入れて煮込む料理なども、魚座の料理と言えるでしょう。

魚座の食材は感受性を強め、愛を育てる力があります。

レシピ|愛を育てる「まぐろと甘エビのタルタル」

材料(2人分)

・まぐろ……150g
・甘エビ(尻尾を取っておく)……100g
・アボカド……1個
・万能ねぎ(小口切り)……4本
・レモン汁……1/2個分
・塩こしょう……適量
・エクストラバージンオリーブオイル……60g
・ブラックオリーブ……適量
・セルフィーユ(あれば)……適量
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