おすすめ曲

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左から「ジムノペディ」「虹色浪漫」
・ジムノペディ(エリック・サティ)
魂がどこかに飛んでいきそうな不思議で美しい曲。時代や場所を超えて、ただただスパイスと対峙できる瞬間が訪れます。
・虹色浪漫(佐藤隆)
無国籍な場所を流れる歌謡。様々な物語がめくるめく舞踏会のように、スパイスの香りと手を取り踊り出すでしょう。

カレーこぼれ話

Photo by 曽我部 恵一

個人的にはあらゆるカレーを愛していますが、お店で作っているのはサラサラのスパイスカレー。スパイスもとっても重要ですが、やはり特大ずん胴で豚骨鶏ガラを煮込み、おいしいスープをとることが、まずは大事です。

3.【カレーキュレーター】カレー細胞/松 宏彰

Photo by カレー細胞/松 宏彰

映像監督・広告プランナー。国内外約4,000軒のカレー店を渡り歩き、macaroniでの連載「カレー最前線」をはじめ、TV・雑誌・イベントなどを通じてカレー情報を発信する。毎月、全国からネクストブレイクのカレー店を渋谷に呼んでくるイベント「SHIBUYA CURRY TUNE」をプロデュース。

おすすめ曲

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左から「The Mad Chinaman」「ストリッパー」
・The Mad Chinaman(DICK LEE)
シンガポールの国民的歌手であるDICK LEE(ディック・リー)が、東洋と西洋の狭間で揺れ動く自身のアイデンティティを歌った名曲。

そもそもカレーはアジアの胡椒、南米の唐辛子、エジプトのクミンなどを融合し、ヨーロッパを経て日本に伝わった東西ハイブリッドな食べ物。だからこそ、どんな具材と掛け合わせても、カレーはカレーというアイデンティティを保ち続けるのです。「自分っていったい、何?」そう心がグラついた時こそ、この曲とカレーを摂ると良いのです。
・ストリッパー(沢田研二)
イントロから不穏なざわつきが止まらない、うねるようなメロディライン。永久不滅の色気とカッコ良さ。これはまさに、スパイスの香りと唐辛子の辛さがグワァーッと脳を掻き回しクラクラするあの感じそのものだ。

カレーでガツンとトリップしたい……そんな時はこの曲。強烈な“追いスパイス”となること間違いなしです。

カレーこぼれ話

Photo by カレー細胞/松 宏彰

カレーを通じて見えてくる文化の多様性・異文化融合に興味があるため、ジャンル問わず探究を続けています。最近はカレーとお酒、特にスパイス酒の可能性に注目。

写真右は、ジャンル融合の極み!南インド×発酵中華×日本酒のお店「牧谿(もっけい)」の「鶏担々カカオ咖喱」です。

4.【CDショップ店長】松本 真伍

Photo by 松本 真伍

「HMV record shop コピス吉祥寺店」店長。中古CD/レコードから人気の新譜まで、常時5万アイテムを取りそろえるレコードショップを店長として仕切る。CD/レコードの買取はお任せあれ。
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