ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

レトロ感が懐かしい。チョコバナナケーキ

Photo by muccinpurin

2020年10月27日(火)、ローソンから「チョコバナナケーキ」が新しく発売されました。

決して派手さこそないものの、ころんとかわいらひと口サイズと、チョコスプレーをあしらったレトロなビジュアルに惹かれ、さっそく購入。完全に見た目に惹かれて買いましたが、意外とハマる……かも!?

チョコバナナケーキ

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「チョコバナナケーキ」138円(税込)
バナナケーキと聞いて筆者がまず思い浮かべたのが、つぶしたバナナを混ぜた生地をパウンド型で焼いたものでしたが、おそらく多くの方が同じものを思い浮かべるのではないでしょうか。

ところが、今回ローソンのオリジナル商品として発売されたチョコバナナケーキは、見た目はもちろん、食感もいい意味で想像していたものとは違いました。

まず、パッケージをご覧ください。このなつかしさ溢れるレトロ感。時代が令和に移りすでに2年目に突入していますが、カラフルなチョコスプレーを使ったビジュアルは、平成を飛び越えて昭和後期の懐かしさすら漂います。

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材料欄をチェックしてみると、国内製造の小麦粉、チョコレートコーチング(植物油脂、砂糖、ココアパウダー)、砂糖、準チョコレート(砂糖、ココアバター、植物油脂、脱脂粉乳……)と続きます。

おそらくチョコレートコーチングが表面を覆うもので、準チョコレートがチョコスプレーのことでしょう。肝心のバナナも後半にしっかりと記載されていましたよ。

見た目も香りもレトロ、レトロ、レトロ!

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パッケージから出して器に盛ると、なんて愛らしいんでしょう。袋のイラストの何倍もレトロ感があり、撮影し甲斐があります。カラフルなチョコスプレーの色合いをじゃましたくないので、極力シンプルに盛り付けました。はぁ~眺めているだけでどことなく癒されるのは、筆者が昭和の人間だからでしょうか。

なぜこんなに懐かしさを感じるか思いを巡らせたところ、なんとなく縁日感があるから、というところに行きつきました。焼きたてが山のように盛られた鈴どら焼きや、カラフルなチョコスプレーに憧れて親に買ってとねだったチョコバナナ。

まったく同じとはいかないまでも、ビジュアルや卵、粉の飾りっ気ない素朴な香りまで、レトロさを感じずにはいられなかったのです。

水分持っていかれる系、でも…

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よくあるパウンド型で焼くタイプのバナナケーキも、そこそこ水分持っていかれるパサパサ感がありますが、ローソンのチョコバナナケーキはその比じゃありませんでした。

断面を見ればわかるように、ケーキというよりはボーロと甘食のあいだと表現する方がしっくりきます。そこもまた素朴ですよね。チョコレートが溶けやすく手に付くので、フォークで食べるのがおすすめですよ(やや固いので刺す際に滑らないように注意してください)。

牛乳片手にパクパクいきたい

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本物のバナナと香料を併用しているようで、バナナのイメージ通りの香りがふわ~。バナナケーキの食感はポソポソ、やや固めではありますが噛むほどに粉や卵の香りを感じる、スイーツというよりもおやつと表現したくなる素朴な味わいです。

勢いよく食べるとのどを詰まらせるので、ぜひ飲み物片手にどうぞ。筆者のおすすめは迷うことなく牛乳です。幼少期の3時のおやつを思い出します。

バナナとチョコは誰もが好む味なうえ、子どもは甘くて小さくて食べやすいシンプルさに惹かれ、大人は懐かしさでつい買ってしまう。しっとり、やわらか、ふわふわがもてはやされる時代、あえてこのなつかしいラインをピンポイントで攻めてきたローソンさん、いい読みしてますね。

懐かしの味、意外とハマる

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しっとり口どけのいい平成・令和版のバナナケーキもおいしいですが、チョコスプレーでレトロに彩られた、卵と粉香る素朴な昭和っぽさ溢れたバナナケーキもたまにはいいものですよ。

ひと袋6個入りなので、牛乳片手に親子でつまみながら分けて食べるのがおすすめです。
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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