材料(飼い主さんと愛犬用)

A 干ししいたけ……2枚(10g)
A 水……1/2カップ
・鶏むね肉……大1枚
・鶏手羽先……6本
・雑穀……50g
・しょうが(みじん切り)……1かけ分
・にんじん(粗みじん切り)……小1本分
・舞茸(粗みじん切り)……1/2パック分
・クコの実……小さじ1杯
・水……4カップ

*ヒト用調味料=塩、こしょう、ごま油、あれば香菜や万能ねぎなど

作り方

1. Aを耐熱容器に入れ、ラップを落とし蓋のように干ししいたけに密着させて電子レンジ600Wで4分ほど加熱する

2. やわらかくなったらラップをはずす。粗熱が取れたら軸を切り、粗みじん切りにする。戻し汁も取っておく

3. 鶏むね肉は3等分に切る

4. 鍋にすべての材料を入れて中火にかける。沸騰したらアクをのぞき、蓋をして弱火で30分ほど煮る

5. 骨つき肉はあぶないので手羽先はヒト用に、鶏むね肉を犬用にする。鶏むね肉はフォークなどで細かく裂く。器に盛る。犬用は人肌程度に冷ましてから与えること。ヒト用は温かいうちに。好みで塩、こしょう、ごま油で調味し、あれば香菜や万能ねぎをちらす

「わんこが食べられないので香味野菜は使わないようにしましょう。食材は細かく切って、食べやすいようによく煮るのがポイントです。調味料は加えていないので、飼い主さんが食べるときはお好みで塩やごま油をかけるとおいしく召し上がれますよ」

Photo by macaroni

森崎さんがキッチンから参鶏湯を持って現れると、今すぐ食べたいとばかりにしっぽを振る陸くん。“待て”の合図が終わると一心不乱に食べはじめ、ものの数分で完食してしまいました。食べっぷりのよさが、愛情たっぷりの手作り参鶏湯のおいしさを物語っています。

Photo by macaroni

取材班もいただきましたが、鶏の旨味が出ていてとてもおいしかったです。食べ応えがあり、満足度もたっぷり。ほんのり甘いクコの実がアクセントになり、やみつきになりそうな味わいです。参鶏湯特有の薬膳っぽさがないので、むしろ食べやすいように感じましたね。

手作りごはんでペットと一緒の食事タイムを楽しもう!

取材を通して感じたのは、森崎さんが陸くんと一緒にごはんを食べる姿は幸せそのものということ。“同じ釜の飯を食う”なんてことわざもありますが、手作りごはんは愛犬との距離がさらに縮まるきっかけにもなりそうですね。

お話を聞く前は手間がかかりそうなイメージの手作りごはんでしたが、小分けにして冷凍保存ができると聞き、筆者も続けられそうな気がしてきました。ドライフードに依存しっぱなしの人も、1日1食を置き換えることからチャレンジすれば、飼い主とわんこが一緒に食べる手作りごはんにだんだん切り替えていけるはず!

編集部のおすすめ