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新スタイルが続々!「大阪カレー」の魅惑的な世界
大阪で進化した「スパイスカレー」がようやく全国区となった今日この頃。「大阪といえばスパイスカレー」という図式が定着しつつあります。
けれども実は、大阪にはスパイスカレーだけではない個性派カレーがたくさん。今回は、さまざまなジャンルにわたり、大阪ならではの面白いお店をご紹介してみましょう。
けれども実は、大阪にはスパイスカレーだけではない個性派カレーがたくさん。今回は、さまざまなジャンルにわたり、大阪ならではの面白いお店をご紹介してみましょう。
1.【スパイスカレー】大阪スパイスカレーの旗手「コロンビアエイト」
今や百花繚乱、知名度も全国区となった大阪「スパイスカレー」文化。カレー粉や小麦粉を用いず、常識に囚われないスパイス使いが特徴のスパイスカレーは元来、既存のカレーライス文化に対するカウンターカルチャーでした。シェフにミュージシャンが多いのも、それが理由です。
そんなスパイスカレーのパイオニアといえば、元Ego-Wrappin(エゴラッピン)後藤さんによる「カシミール」。そしてその味と姿勢に感銘を受け、自ら“オギミール”と名乗った荻野さんが始めたのが、この「Columbia8(コロンビアエイト)」です。
「カレーは音楽と同じ自己表現の手段になる」と語るオギミールさん。実際、「Columbia8」のカレーは、誰がどう見ても「Columbia8」のカレーであり、だれも真似ることのできない唯一無二の存在。2018年にはスパイスカレーとして初のミシュランガイド・ビブグルマンに選出されました。
今ではスパイスカレー界の大御所となりながら、コロナ禍の2020年にはキッチンカーによる移動販売を始めるなど、「攻め」の姿勢も忘れません。
そんなスパイスカレーのパイオニアといえば、元Ego-Wrappin(エゴラッピン)後藤さんによる「カシミール」。そしてその味と姿勢に感銘を受け、自ら“オギミール”と名乗った荻野さんが始めたのが、この「Columbia8(コロンビアエイト)」です。
「カレーは音楽と同じ自己表現の手段になる」と語るオギミールさん。実際、「Columbia8」のカレーは、誰がどう見ても「Columbia8」のカレーであり、だれも真似ることのできない唯一無二の存在。2018年にはスパイスカレーとして初のミシュランガイド・ビブグルマンに選出されました。
今ではスパイスカレー界の大御所となりながら、コロナ禍の2020年にはキッチンカーによる移動販売を始めるなど、「攻め」の姿勢も忘れません。
キーマカレー
「右手にスプーン、左手にししとう」という謳い文句で有名な「Columbia8」の看板メニュー。
ターメリックで炊いた押し麦入りライスの上に大量のスパイス、その上からサラッサラなウェットキーマをかけ、さらにナッツやレーズンをトッピング。最後に素揚げされたししとうをトップに置いて完成する独創カレーです。
カルダモンをはじめとしたスパイスの香りがたまらないカレーの合間に、ししとうをかじることでほどよい苦みがプラス。なんともクセになる食体験が楽しめるのです。
2回目以降の訪問で、キーマカレーの辛口バージョン「花火」をオーダーすることも可能。ぜひ通いつめてください。
マニアおすすめの大阪スパイスカレーまとめはこちら▼
ターメリックで炊いた押し麦入りライスの上に大量のスパイス、その上からサラッサラなウェットキーマをかけ、さらにナッツやレーズンをトッピング。最後に素揚げされたししとうをトップに置いて完成する独創カレーです。
カルダモンをはじめとしたスパイスの香りがたまらないカレーの合間に、ししとうをかじることでほどよい苦みがプラス。なんともクセになる食体験が楽しめるのです。
2回目以降の訪問で、キーマカレーの辛口バージョン「花火」をオーダーすることも可能。ぜひ通いつめてください。
マニアおすすめの大阪スパイスカレーまとめはこちら▼
2.【欧風カレー】スパイスカレーへの逆カウンター「さぼてん食堂」
食の都・大阪には伝統洋食の流れを受けついだ欧風カレーが根付いています。けれど、この「さぼてん食堂」は異色のニューフェイス。
前身は福岡・西新にあった「大自然カレー」。2013年に店を閉め大阪へと移転しました。「大阪の地にあわせ進化させたカレーを」とのことで選んだのが「欧風カレー」。まずこれがすごい。
もともと大阪のスパイスカレー文化は、伝統的な欧風カレーへのカウンターカルチャーとして発展してきた歴史があります。けれどここまでスパイスカレーがもてはやされると、それはもはやカウンターカルチャーではなくなってきている。そこへきての“逆カウンター”としての欧風カレー。
そう、「さぼてん食堂」の欧風カレーは、どのスパイスカレーよりもスパイスが立体的でキレがあるんです。ちょっとカッコ良すぎるではありませんか。
前身は福岡・西新にあった「大自然カレー」。2013年に店を閉め大阪へと移転しました。「大阪の地にあわせ進化させたカレーを」とのことで選んだのが「欧風カレー」。まずこれがすごい。
もともと大阪のスパイスカレー文化は、伝統的な欧風カレーへのカウンターカルチャーとして発展してきた歴史があります。けれどここまでスパイスカレーがもてはやされると、それはもはやカウンターカルチャーではなくなってきている。そこへきての“逆カウンター”としての欧風カレー。
そう、「さぼてん食堂」の欧風カレーは、どのスパイスカレーよりもスパイスが立体的でキレがあるんです。ちょっとカッコ良すぎるではありませんか。
キーマカレー
筆者が大阪で一番衝撃を受けたキーマがこれ。ライスの上にドバっとかけられたウェットキーマ、その上に温玉とクリーム。 キーマは超粗挽きで、肉感あふれる弾力がたまりません。それを包み込むカレー自体はホールスパイスが立体的に使われており、かなり辛めの仕上がり。
ここまで肉食とスパイス食の悦びに溢れたキーマカレーは、なかなかお目にかかれません。まさに逸品と呼ぶべき欧風カレーであります。
ここまで肉食とスパイス食の悦びに溢れたキーマカレーは、なかなかお目にかかれません。まさに逸品と呼ぶべき欧風カレーであります。
店舗情報
さぼてん食堂
〒550-0002
大阪府大阪市西区江戸堀1丁目23−12 Boo 高木ビル 1F
木曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
月曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
火曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
水曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
木曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
金曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
土曜日
11:30〜15:00
18:00〜21:00
日曜日
定休日
06-6449-8088
メニュー:tabelog.com
最寄駅
地下鉄四つ橋線 肥後橋駅 徒歩3分
3.【スリランカカレー】一大ムーブメントを牽引「ヌワラ カデ」
実はここ15年ほどの間、大阪でスパイスカレーと同じくらい盛り上がってきたのがスリランカカレー。今や大阪は、日本一のレベルを誇るスリランカ料理店密集地であり、一週間かけてもそのすべてを食べ尽くすことはできないほどなのです。
スリランカカレーが大阪で発達したのにはいくつか理由があるのですが、決め手はやはり大阪人に親しみやすい“旨みの濃さ”。日本の鰹節に近いモルディブフィッシュを多用したり、ココナッツミルクを用いて旨みを増したりと、“米が進む味付け”がスリランカカレーの身上なのです。
こちら「ヌワラ カデ」は、大阪スリランカカブームの火付け役「ロッダグループ」の2号店として2015年オープン。スリランカ現地仕様でビシッとメリハリを効かせたスパイス料理やカレーを、お酒と一緒に楽しめるお店です。現地式でぜひ、手食にも挑戦してみては。
スリランカカレーが大阪で発達したのにはいくつか理由があるのですが、決め手はやはり大阪人に親しみやすい“旨みの濃さ”。日本の鰹節に近いモルディブフィッシュを多用したり、ココナッツミルクを用いて旨みを増したりと、“米が進む味付け”がスリランカカレーの身上なのです。
こちら「ヌワラ カデ」は、大阪スリランカカブームの火付け役「ロッダグループ」の2号店として2015年オープン。スリランカ現地仕様でビシッとメリハリを効かせたスパイス料理やカレーを、お酒と一緒に楽しめるお店です。現地式でぜひ、手食にも挑戦してみては。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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