消化吸収を助ける

塩麴には、麴菌が作る酵素が数多く含まれています。

たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」、でんぷんを分解する「アミラーゼ」は、消化を助けるはたらきがあります。さらに、麴菌が生成する必須アミノ酸やビタミンB群には、代謝促進作用もありますよ。一緒に食べることで、食材を消化しやすい形に変え、吸収をサポートしてくれます。(※1)

食材の旨味をアップ

塩麴の麹菌が繁殖するときに作り出す酵素は、食材のおいしさにも影響を与えます。

肉や魚を塩麹に漬けると、たんぱく質がプロテアーゼによってアミノ酸へ分解されます。このはたらきによって食材のうま味が増し、やわらかい仕上がりに。味付けが塩麴だけでも驚くほどおいしいひと品になるので、いつもの調味料の代わりに、使用してみてはいかがでしょうか。(※1)

塩麴の効能はダイエットに役立つ?

発酵食品の塩麴は、食べたものをエネルギーに変えるはたらきを促すビタミンB群や、体に脂肪が蓄積しにくくなる作用を持つ必須アミノ酸を多く含みます。さらに、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を作り、増殖をサポートすることで腸内環境を整える作用も。腸内環境を正常に保つことでお通じがスムーズになり、ダイエットに繋がります。

糖質制限や運動など、ダイエットを成功させるために重要なポイントはたくさん。それに加えて腸内環境も整えなければと考えると、少し大変だなという印象になりますよね。そんなとき、塩麴は手軽に使えて体にうれしい作用も多いので、ダイエット中は強い味方になってくれる調味料ですよ。(※7,9,10,11)

塩麴の効能は加熱するとどうなる?

塩麴に含まれるたんぱく質分解酵素(プロテアーゼ)がもっともはたらくのは、30~50℃前後です。温度が60℃以上になると酵素は壊れ、はたらきを失います。酵素にとっての適温で食材を漬け込むようにしましょう。

また、食材を漬け込み、発酵を止めないでおくと食材がやわらかくなりすぎてしまうことがあります。漬け込みが終わったら冷凍したり加熱したりと、酵素がはたらきにくい温度帯で保存しましょう。(※12,13)

摂りすぎに注意!塩麴の塩分

食材のうま味を引き出したり、腸内環境を整えたりと、うれしい作用が多い塩麹ですが、摂り過ぎには注意が必要です。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、塩分量の目標を男性で7.5g未満、女性で6.5g未満と設定しています。塩麴大さじ1杯(約15g)の塩分量は1.4gなので、食べすぎるとすぐに一日の目標量を超えてしまいます。塩分の摂り過ぎはむくみに繋がることがあるので、気を付けながら活用しましょう。(※14,15,16)

醤油麹でも塩麹と同じ効果が得られる?

醤油は大豆や小麦、食塩を麴菌で発酵させて作る発酵食品のひとつで、うま味成分のグルタミン酸が多く含まれていることが特徴です。そこに米麴を合わせて熟成・発酵させるものが「醤油麴」です。醤油と米麴が持つ成分が合わさっているため、麴で得られる作用プラス、さらに深いうま味を楽しめますよ。醤油麴は醤油と同じように使用することができるので、いつもの調理に取り入れて、食卓をワンランクアップさせてみてはいかがでしょうか。(※17)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

編集部のおすすめ