ライター : 相羽 舞

管理栄養士

牡蠣のカロリーと糖質量

重量カロリー糖質量
牡蠣1粒/20g14kcal1.0g
(※1,2)
※参考文献2は、牡蠣1粒の重量のみを参考にしています。

ほかの食材と比べると

種類カロリー糖質量
牡蠣70kcal4.9g
はまぐり39kcal1.8g
ほたてがい72kcal1.5g
(※1)
牡蠣とほかの貝類のカロリーと糖質量を、100gあたりで比べてみましょう。

カロリーでははまぐりより高く、ほたてがいとは大差がみられません。糖質量では、ほかの貝より牡蠣のほうが多いです。牡蠣の糖質は、必要に応じてすぐにエネルギーになる「グリコーゲン」として含まれています。(※1,3)

牡蠣料理のカロリー

料理名カロリー
牡蠣のバターソテー60kcal
牡蠣鍋184kcal
牡蠣ごはん243kcal
牡蠣フライ394kcal
(※4,5,6,7)
生牡蠣だけでなく、調理して食べることも多い牡蠣。牡蠣料理のカロリーを1人前あたりでみてみましょう。

牡蠣1粒あたりは14kcalと低カロリー。調理方法や牡蠣以外の材料、使う調味料によってカロリーに違いが生じます。特に、衣をつけて揚げる牡蠣フライは生牡蠣と比べると約5.6倍のカロリーに。ダイエット中は個数を減らす、タルタルソースを控えるといった工夫が必要です。(※1,2,4,5,6,7)

牡蠣の栄養について

栄養

  1. 筋肉や臓器の材料になる「たんぱく質」
  2. たんぱく質の再合成に関わる「亜鉛」
  3. 貧血対策に役立つ「鉄」
  4. 赤血球の生産に関わる「ビタミンB12」
  5. コレステロールを減らす「タウリン」

筋肉や臓器の材料になる「たんぱく質」

三大栄養素のひとつであるたんぱく質は、牡蠣100gあたり6.9g含まれています。

たんぱく質は炭水化物や脂質と同じくエネルギーを生み出す栄養素のひとつ。細胞の主成分として筋肉や臓器をはじめ、皮膚や髪を構成するほか、ホルモンや抗体の成分にもなり、生命維持において不可欠な栄養素です。不足すると体力や免疫力の低下につながるおそれがあります。(※1,8)

たんぱく質の再合成に関わる「亜鉛」

体に必要なミネラルの亜鉛は、牡蠣100gあたり14.5mg含まれています。

亜鉛はたんぱく質の再合成やDNAの合成に必要な成分です。酵素たんぱく質の構成成分としてはたらき、特に新しい細胞が作られるときに必須のミネラルです。免疫反応や味覚を感じる味蕾(みらい)細胞の産生にもかかわっています。(※1,9)
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