揚げ物

AGEは加工肉だけでなく、揚げ物にも多く含まれます。高温調理によって食品中のAGEが増加するためです。油を熱し焼く・炒める・揚げるといった調理よりも、加熱温度が低いゆでる・蒸すといった調理の方がAGEが少なくなります。

なお電子レンジ加熱の場合、マイクロ波によって短時間で高温加熱をするため、こちらも注意が必要な調理方法です。(※10)

アンチエイジング・老化の原因「AGE」を知ろう

AGEとは、糖質と結び付いたたんぱく質によって作られる物質です。AGEは、筋肉や血管、皮膚、髪の毛など、体の多くを構成するたんぱく質を攻撃し、機能を低下させます。その結果、体のもととなるたんぱく質が劣化し、老化へとつながります。

AGEは体内で作られるものだけでなく、食品中にも含まれます。特に多く含むのが、先ほどご説明した肉の加工品、揚げ物など。アンチエイジングのためにもAGEの多い食品は控えるのがおすすめです。

また、AGEの増加・吸収を抑えるはたらきがあるものと一緒に摂るのも方法のひとつ。酢やレモンに含まれるクエン酸は、AGEの吸収を抑えるはたらきがあります。ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類が含まれる食材も意識して組み合わせるようにしましょう。(※10)

アンチエイジングをするうえで食べ物以外に注意すること

紫外線

紫外線に当たると、皮膚の細胞で活性酸素が作られ、シミやシワなど、肌が老化する原因となります。日傘や帽子を活用するなど、紫外線対策は重要です。(※1)

飲酒・喫煙

飲酒をするとアルコールを分解するときに活性酸素が発生します。よくアルコールを飲む方は要注意。

また喫煙は、タバコを1本吸うことで通常の約10万倍もの活性酸素が発生してしまいます。さらに、抗酸化作用のあるビタミンを破壊する成分も含まれていることが特徴。アンチエイジングのために吸い過ぎは控えるのがおすすめです。(※1)

アンチエイジングにおすすめの食べ物を使うレシピ5選

1. 鮭ともやしのごまだれ蒸し

Photo by macaroni

フライパンを使い、蒸して仕上げる鮭のおかずです。蒸し料理は、老化を促進させるAGEの発生を抑えながら食材を加熱できるため、おすすめの調理法。また鮭に多く含まれる赤い色素成分・アスタキサンチンには、強い抗酸化作用があります。(※10,11)
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