オートミール あんず×ホワイトチョコスコーン

Photo by 桑原 恵美子

350円(税込)
ザクザクした食感のオートミール入り生地に、ドライあんずとホワイトチョコがミックスされた「オートミール あんず×ホワイトチョコスコーン」。

どれも飾り気がなく、どこか愛らしい温かい表情を見せるマフィンとスコーンたち。リピーターのなかには、最初は甘さが足りず物足りないと感じていたのに、しだいにその素朴な魅力にハマっていく人も少なくないそうです。

「お店にかかわることは、全部ひとりでやりたいんです」

小柄で華奢な瀬谷さんを見ていると、貴重な休日にこんな激務をこなすパワーがどこに隠れているのかと、不思議な気持ちになります。

「私は逆に、仕事の疲れをこのお店で癒しているんです。マフィンとスコーンを焼いたり、お客さまと話したりしていると、どんどん元気になっていくんです。」(瀬谷さん)

Photo by 桑原 恵美子

外食が好きで、食べに行った店から新メニューのヒントを得ることも多いそうです。人と話す機会の多い編集の仕事が、接客にも活きているとのこと。仕事で培ったことがこのお店で役立ち、お店で得ている充実感が仕事にも活きている……素敵な循環を感じます。

「お金よりも、食を通じて大好きなお客さまたちと盛り上がれることがすごく楽しい。お店に関わることは好きなことばかりなので、お菓子作りから接客まで、全部私ひとりでやりたいんです。」(瀬谷さん)

そしてなんと、7月からは通販も始められたそう。遠くに住んでいたり、子育て中でお店に来るのがむずかしかったりする人もうれしいですね。

Photo by どようび

「やってみたらこれがまた、私の好きなことがいっぱい詰まっていたんです。カードや包装紙などを考えたり、オンラインでやりとりしたりするのは、まるで贈り物をしている感じ。お礼のレターをいただくと、『何かが届くってこんなに嬉しいことなんだな』って、私のほうが嬉しくなってしまって。」(瀬谷さん)

Photo by 桑原 恵美子

お店に置いてある小物や手描きのイラストのカードは、すべて常連のお客からのプレゼントだそう。どれもお店の雰囲気にぴったり合っていて、瀬谷さんとお客の心が通じ合っているのが感じられますね。

「どようび」では、固定メニューをあまり作らず、大半を毎週変えています。それは、“売れ残ったら自分が食べられる”ことをモチベーションに作り続けられるようにしたかったからだそう。だったら、自分の分を最初から取り分けておいたらいいのでは…?

「ですよね(笑)でもやっぱり、ひとりでも多くのお客様に味わっていただきたいと思ってしまうんですよ。」(瀬谷さん)


企画協力:桑原 恵美子
店舗情報
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