おにぎりやパンのラッピングに

Photo by 大山磨紗美

おにぎりやサンドイッチを包むのにもおすすめです。常温の蜜蝋ラップは、アルミホイルより少し硬め。中の食品をつぶすことなくラップできます。お気に入りのデザインでお弁当箱代わりに使うと、まわりの注目を集めること間違いなしです!

蜜蝋ラップを使うときの注意点

便利な蜜蝋ラップですが、使用してはいけない年齢や対象、使うときの注意点があります。

Photo by 大山磨紗美

1歳未満の乳児がいるご家庭は控えてください

1歳未満の赤ちゃんは乳児ボツリヌス症のリスクが高く、厚生労働省ではその原因のひとつである「はちみつ」を与えてはいけないと注意喚起しています。

蜜蝋は、はちみつ同様ハチが作り出すものですので、絶対に安全とは言い切れない部分があります。赤ちゃんのいるご家庭では、蜜蝋ラップの使用を避け、少し大きくなってからお子様と一緒に楽しんでくださいね。(※1)

ご家族に特定疾患がある場合は医師に相談しましょう

ごくまれなケースとしてですが、特定の疾患を持っている5歳児がボツリヌス症を発症した事例が報告されています。特定疾患のある場合は、主治医に相談し判断してください。(※2)

お手入れ方法と使ってはいけないもの

使用後は、やさしく水洗いでお手入れします。どうしても汚れが気になるときは、薄めた台所洗剤で洗いましょう。ゴシゴシともみ洗いをすると、しわくちゃになるのでNGです。蜜蝋ラップはしわや折り目がつきやすいので、平たい状態か、大きめのものは丸めて保管します。

また、原料となる蜜蝋の溶ける温度は62~63度です。熱い食品を包むと溶けてしまうので注意してくださいね!

手作り蜜蝋ラップで親子のエコ活動を

蜜蝋ラップは、手作りの楽しさと環境教育の両方を体験でき、親子でチャレンジするのにとてもいい教材です。

手作り蜜蝋ラップで包んで持ち運べば、その都度、使い捨てのプラスチック容器を使わずに済みます。また、手作りスイーツを包んで、プレゼントすることで、エコの輪を広げるきっかけにもなりますよ!
【参考文献】
(2020/8/18参照)
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